9月11日（金）
　2時限目が終わった休憩時間、校長室にいると、近くの階段辺りから子どもたちの「校長先生とこ行かな！」「校長先生いてるかな？」と言う声が聞こえてきました。何の用事かなと楽しみに待っていると１年生の男の子たちが、「校長先生トンボが、死んでないけど元気ないねん。どうしたらいいですか？」とやって来ました。手元を見るとシオカラトンボのオスを大事そうに持っていました。「もう寿命かも知れんから、木の近くにおいてそっとしといたげる方がいいよ。」と言うと、「わかった。」と言って、また階段を下りて行きました。廊下の窓から下を見ていると、子どもたちはヤシの木の下あたりにそっとトンボを置いて頭を寄せ合って眺めています。「さわったったらあかんで！」「そっとしとかな」などと話しているのが聞こえてきます。私も下に降りて仲間に加わりました。一人の子が「あっ、仲間が探しに来てる！」というので空を見上げるともう一匹トンボが飛んでいました。