学校日記

1月号

公開日
2017/01/10
更新日
2017/01/10

校長室から

     新年 あけましておめでとうございます!
新しい年が始まりました。新年をご家族お揃いで穏やかにお迎えられたこととお慶び申しあげます。旧年中は、保護者・地域の皆様にさまざまなご支援・ご協力を賜りありがとうございました。
さて、新年を迎え、子ども達には新たな目標をもって頑張ってほしいと思っています。職員一同、今年も子ども達の健やかな成長のために力を尽くしてまいりたいと考えております。本年も、育和小学校の教育にご理解、ご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 ものごとを始めるには・・・・
 「即ち(すなわ)除(みそ)日(か)に講(こう)を起こす(お)」の心得で!!
「一年の計は、元旦にあり」と言われます。新年を迎えて子どもたちは、「こんなことを続けよう。」「あんなことも始めよう。」と新たな決意をいだいているのではないかと思います。
しかし、お正月が終わると、いつの間にかそれらの決意が薄らいでしまいがちです。さて、そうならないようにするにはどうしたらよいでしょうか。
これは、江戸時代の学者であった林羅山のお話です。羅山の弟子になりたい者が、大みそかに「先生、来年からぜひ学問を教えてください。」と頼みに行くと、羅山は「君らが、勉強したい気持ちはよくわかった。それほど勉強したいのなら、なぜ来年から始めるのか。学問に区切りはない。早速、今日、今すぐ始めよう。」と大みそかのその日から、講義、つまり勉強を始めたという有名な話です。
明日からは、と考えることは、とても大切なことです。しかし、考えているだけでなかなか実行できない人にはたいしたことはできません。
「即除日起講」(すなわち みそかに こうをおこす)とは、「すなわち、今すぐ、その場で、実行する。」という意味です。
「新しい学年になったら頑張ろうかな。来学期になったらやろうかな。」と考えているなら、考えを改めて今日からすぐに始めることが大事だということです。今やれない人が明日やれる保障はありません。子どもたちが新年にあたって何かを決意したなら、このようなお話を子ども達にして、今すぐ始められるよう、まわりの大人もその環境づくりができるよう応援していくことが大切だと思っています。3学期も子ども達のがんばりに期待しています。
この一年も子ども達の夢や希望、決意に向かう努力を認め、エールを送れる学校でありたいと思っています。今年も重ねてよろしくお願いいたします。
                       
              校長 安 藤  直