学校日記

5年 鷹合田 その1

公開日
2019/05/18
更新日
2019/05/18

70期生(6年)の思い出

 鷹合田の取り組みも三年目。毎年の反省が引き継がれ、先生たちの事前の打ち合わせや工夫に生かされてきています。
 
 昨年度、それなりの収穫ができる結果となっていたので、稲刈りをした後の切り株が残っています。
 まずは、「田おこし」と「しろかき」の実施です。低学年に生活科が導入されたのが1992年です。それまでは、低学年も社会・理科の教科がありました。その時代、2年生の社会科では、「お米ができるまで」の学習がありました。田おこし、しろかき、田植え、中干し…などの言葉やトラクター。コンバインなどの農具を教えた記憶があります(^_^;)  総合的な学習の時間が実施された2000年から、5年生では、主に「環境分野」を学習内容の中心に据え、米作りの体験を通して学ぶ手法をとる学校が増えました。河野も前任校や前々任校で実施してきました。
 本校も実施していた名残りはあったのですが、いつのまにやら田らしい跡形はあっても、カラス除けの植木鉢置き場と化していました。

 3年前、小泉康先生が5年生担任の時に、田んぼが復活され、そして昨年度、久野・笠井ペア、今年度の矢田・永井・高倉コンビへと継承されてきました。

 まずは、手順の説明から。取材に行くと、矢田先生の話を聞いているその態度が素晴らしい! 背筋が伸びた体育座り。目と耳と心で真剣にきいている様子が、しっかり感じ取られ、「えらい!さすがは高学年!」とほめちぎりました。

 鷹合田といっても、スペースは6畳の間くらいです。63人全員に体験させたい、という担任集団の思いで、3等分され、みんなが同じように泥田の中に入り、前年度の株を抜きました。事前に「キャー!だの気持ち悪い!だの、言わない。自分たちが食する米作りが気持ち悪いのはおかしい。米作りの苦労を学ぼう」という指示があったので、小さい声で「ぅわ」くらいは出てましたが(笑)、一人が一株から三株くらいを抜いて、どろを田んぼの水の中で「しゃぶしゃぶ」して落とし、田の外にだすことができていました。