学校日記

6年 出前授業(薬の正しい使い方)

公開日
2019/06/28
更新日
2019/06/28

69期生(6年)の思い出

 6年生は、6月26日(水)に薬剤師の米田先生に来ていただき、「薬の正しい使い方」についての出前授業をしていただきました。

 薬を飲むとき、水やぬるま湯ではなく、お茶やジュース類で飲んでしまうこと、ついついありますよね。
 鉄分を補給する薬をお茶に入れるとその液体が真っ黒になってしまったり、うがい薬にCCレモンを混ぜるとヨウ素の色が消えてしまったりする様子を実験で見せてもらいました。
 お茶は、薬の内容によっては、効き目が弱くなってしまうそうです。牛乳は胃に幕ができ、薬の効き目が遅くなるそうです。ジュース類は薬の効き方を変えてしまう恐れがあるそうです。

 ほかにも、薬を飲むときの水の量など「薬を飲むときの7つの約束」について教えていただきました。

 続いて、「薬物乱用」によって起きる恐ろしい影響についてDVDで学習しました。「覚せい剤」「大麻草」「大麻たばこ」「MDMA」「違法ハーブ」「違法お香」「違法アロマオイル」等。自分たちに関係ないことではなく、中高生にまで魔の手は迫ってきています。知り合いに勧められた、先輩に勧められた、ダイエットにいいよ、と勧誘された…。軽い気持ちで、あるいは一回ぐらいいいか、と手を出してしまう。
 たった一回の使用でも急性中毒をおこしたり、意識障害、呼吸困難、ついには死亡することもあります。薬物依存に陥ると、幻覚や妄想などもおきます。
 また、依存形成が起き、たとえやめることができても、フラッシュバックがおきる。一度壊れた脳は戻らない。きっぱりと断る勇気を持つことの重要さを学びました。

 一度手を出してしまったら、元の自分にはもどりません。人生の夢も希望もなくなってしまいます。そして、お酒やたばこも、成長過程の子どもにとっては薬物と同じであることも米田先生に教わりました。

 行動範囲が広がり、SNSなどを通して、交友の幅も広がっていく時期にさしかかる6年生。開放的になる夏休みも目前です。
 軽率な行動で後悔することがないよう、しっかり己を律することができるよう、保護者の方々のサポートをお願いいたします。