鷹合ひろば 第十四号 「 親子で防災クッキング」
- 公開日
- 2025/02/04
- 更新日
- 2025/02/04
PTA 新聞
人権・成人委員会による防災イベントが開催され、区役所の方を講師にお招きして、防災について学びました。
防災クッキングということで、子どもたちも保護者の方もエプロン姿で参加していただきました。各テーブルについた子どもたちは、目の前に準備された具材を眺めながらワクワクした様子を見せていました。
クッキングの前に、まず防災のお話からのスタートです(^^)
東住吉区役所の防災担当の方からは、能登半島地震の被災地の写真を見せていただきながら、報道だけでは分からないようなこともお話してくださいました。
災害が起きた際、支援物資だけでは、一人ひとりに配られたとしても満たされるほどの量がないこともあり極限状態の中では食料を巡るトラブルが発生することもあったそうです。
また、支援物資が被災地に届くまでにはおよそ3日から1週間ほどかかるとされていますが、災害の規模によっては支援物資が届かない事態も十分に起こり得るそうです。
自分自身やご家族のためにも、災害時に備えて非常食を準備するよう勧められていました。
東住吉区保健福祉センターの方からは、非常備蓄品に関するお話をしてくださいました。
「避難所で食べるカップ麺は、スープを捨てる場所が無く飲み干さないといけないため、血圧が上がる方がいたり、毎日カップ麺は辛いという声もあり、意外とカップ麺は余ってしまいます。非常食としてお米は飽きにくく食べやすいため、お米やパックご飯なども非常食におすすめです」と話されていました。
そしてお話の後は、いよいよ調理開始です。
調理に必要な具材や道具は、事前に人権・成人委員会の方々が各テーブルごとに丁寧に小分けして準備してくださったおかげで、手を洗った後すぐに調理に取りかかることができました(^^)
耐熱のポリ袋に具材を入れて揉み込む過程は子供たちでも簡単に出来ていました。湯煎した後もポリ袋の中で混ぜるので調理器具の洗い物も少なく、食べるお皿にはアルミホイルやサランラップを巻いておくと、食べ終わった後にそれを捨てるだけなので衛生的で災害時にも役立ちそうだと思いました。
参加していただいた保護者の方からは、「ポリ袋で作ったのは初めてだったので勉強になった」「簡単に作れると思っていたけど意外と手間取ったりしたので、今回、経験出来て良かった」との声をいただきました。
今回、イベントに協力して下さった全ての皆さま、本当にありがとうございました。
最後に、校長先生からは「今まで大きな地震は寒い時期に発生することが多かったと思います。今回のような調理法を知っておくと、寒さの中でも温かい食事をとることができ、体も心も温まると思うので是非防災の準備に役立てていただければと思います。」というお話があり、防災イベントは無事に終了しました。