「鯉のぼり」の由来
- 公開日
- 2020/04/15
- 更新日
- 2020/04/17
学校行事・できごと
4月15日(水)の今日、玄関に「鯉のぼり」を揚げました。「こどもの日」にあわせて揚げるのは、今年で3回目になります。右の写真は昨年の鯉のぼりですが、今年のは少し元気がないように見えます。
さて、皆さんは、どうして5月5日の「こどもの日」にあわせて、鯉のぼりを揚げるかわかりますか。
昔の中国の黄河という大きな川には、とっても流れが急な「竜門」と言われる滝がありました。滝の高さは約33m、そこから落ちる水の速さは、弓矢よりも速いそうです。そこに、多くの鯉が集まり、滝をのぼろうとしますが、流れが速いのでなかなかのぼることはできません。うまくのぼっていっても、鳥や漁師にねらわれ、千匹、1万匹、鯉がいても最後までのぼりきることは難しいそうです。しかし、がんばって最後までのぼりきった鯉は、竜になったと言われる、昔の伝説があります。
この話を知った江戸時代の町人は、鯉の絵を描いて飾るようになりました。そこには「鯉のように、強く立派に成長してほしい」という願いが込められている。このように、竜になることをめざして、がんばってのぼっている姿を表しているのが、「鯉のぼり」なのです。
皆さんも、この鯉のように、自分の目標に向かって努力を続けてください。もし途中で駄目だと思っても、また挑戦をすればよいのです。大事なのは、自分に負けないこと、最後まであきらめないことです。
【4月に予定していた「児童朝会」の校長講話より】
新型コロナウイルス感染症の影響で、まだ新学期が始まっていません。100年に一度あるかどうかの出来事ですが、自分の目標をもって、家族や友だちと励まし合いながら、がんばってほしいと思います。