7月6日(月)始業前、今日の児童朝会は、校長先生から「いじめについて考える日」のお話でした。どのような行動が「いじめ」になるのか考えたあと、イソップ童話の「少年たちとカエルたち」のお話をされました。
「自分がいじめになるようなことはしない。いじめられている人を見かけたら、いじめられないようにみんなで守る。」ということを約束してください。今日は学級でも「いじめ」について、話し合うことにしています。
「少年たちとカエルたち」
ある春の日、何人かの少年たちが池のそばで遊んでいました。そのうち、少年たちはおもしろ半分に、水の中に石をポンポン投げ始めました。ところが、池の中にはたくさんのカエルが住んでいたので、少年たちの投げた石に当たって、カエルたちが大けがをしてしまいました。
カエルたちは、とうとう我慢ができなくなくなり、一番、年寄りのカエルが、池の中から頭だけを出して「私たちに、石を投げないでください。」と言いました。
すると、少年たちはこう言いました。「いやいや、僕たちは悪いことなんてしていないよ。ただ、石を投げて遊んでいるだけだよ。」
それに対して、一番、年寄りのカエルがこう言いました。「それはそうかもしれませんが、君たちが遊び半分に投げている石で、私たちはひどいケガをしています。君たちには遊びかもしれないけど、私たちにとっては、死ぬことなのです。」
少年たちは石を投げるのをやめて、どこかへ立ち去っていきました。
【以下は、オリジナル】
しばらくは平和に暮らしていたカエルさんたちですが、今度は、カエルさんたち同士で問題が起こりました。一匹のカエルともう一匹のカエルがけんかを始めました。一対一の「けんか」です。
それをみていた別のカエルが一方のカエルに味方して、一匹のカエルを2匹で攻撃しました。
ところが,それを黙ってまわりで見ていた、別のカエルがいました。その時、一番年寄りのカエルはあることを言いました。(皆さんも、なんと言ったか少し考えてみましょう。)その時、一番年寄りのカエルは、静かに、そして厳しく 言いました。黙って見ているのも「いじめ」です。