学校日記

きみは かけがえのないタカラモノ

公開日
2020/05/02
更新日
2020/05/02

すくすく、長吉南っ子!

『ねえ、きみ…』 坂本光男

ねえ、きみ、お母さんを知ってるかい。
きみが生まれたとき、病んだとき、
眠らずじっとそばにいて
心を痛めていたのがお母さんだ。

ねえ、きみ、お父さんを知ってるかい。
夜中にどんなに遅く帰っても
きみの寝顔をそっとみて、黙って床についたのがお父さんだ。

ねえ、きみ、友達を知ってるかい。
平気でいつも楽しそうだけれど
誰もが一つ以上の悩みをかかえ
こらえながら頑張っているのが友達だ。

ねえ、きみ、自分を知ってるかい。
たとえ勉強やスポーツが苦手でも
必ず二つ、三つは自慢できるものがある。
それに気づいていないのが自分なんだ。

ねえ、きみ、生きるって知ってるかい。
きみの中にある、その自慢できるものを
どれでもいいから輝かせてごらん。
それがきみにとっての生きることなんだ。

ねえ、きみ、生命って知ってるかい。
きみがもし死んだら、親も友達も泣く。
かけがえのないタカラモノだから
生きられるだけ生きてこそ生命なんだ。

ねえ、きみ、未来って知ってるかい。
どうなるかわからないこれからを
きみの知恵と力できりひらく
そのわくわくする冒険が未来なんだよ。


きみは かけがえのないタカラモノ。
じぶんを たいせつに。
かぞくを たいせつに。
ともだちを たいせつに。
いのちを たいせつに。
てあらい、マスク、なるべくそとにでない。
れんきゅうちゅうも がんばろうね。