全部で８つのグループが協力し合って、答えを見つけに出発しました。一つ、また一つと、答えがわかったグループが校長室にやってきます。しかし、７つのグループが帰ってきたものの、８つ目のグループがなかなか帰ってきません…。
　ん、大丈夫かな？と少し心配し始めたころに、姿が見えてきました。そうです、このグループには、先日足を骨折し松葉づえを使って歩く子どものいるグループです。「ムリはしない」という約束でしたが、時に手を貸し肩を貸し、全部まわって帰ってきました。
　早くクリアをして帰ってきたグループももちろん、すばらしい。でも、こうしてみんなで楽しんで帰ってきたグループも同じくらいすばらしい。こんなふうに、暑い日も寒い日も、元気な日もしんどい日も、このメンバーで６年間過ごしてきたんだろうなぁ、と思いました。
　子どもたちの力は本当に偉大です。大人が教えられることがたくさんあります。あと残り少なくなってきた小学校生活、そして卒業式。私たち教職員ができることも限られています。その中で、子どもたちにとって一日一日がすばらしいものになるよう精一杯取り組んでいきたいと改めて強く感じました。よくがんばりましたね、６年生。