学校日記

学力向上に向けて 8 「宿題」

公開日
2021/05/12
更新日
2021/05/12

学校行事・できごと

今回は、宿題について考えてみたいと思います。宿題が出てて、やってなかったとめげるときもあると思います。しかしここで折れてはいけません。宿題の大きな目的は「復習」です。つまり学力の定着が大きな目的だからです。エビングハウスの忘却曲線によると、人は20分後には42%忘れてしまうものです。時間の経過とともに忘れていきます。何もしなければ忘れてしまいますが、復習することで忘却を食い止められ、復習を繰り返すことで「定着」されるのです。

どうすれば宿題をするようになるかを考えましょう。毎日せざるを得ない状況を作ることです。プリントをファイルに曜日ごとに分けて、できたらシールを貼るなどのように、一目瞭然で今日やる量が把握できて、やった後の達成感も味わえるといいですね。ため込むと直前にあわててやるという自分がしんどくなる状況を想定できるのもいい方法だと思います。

優越感や自尊心をくすぐる言葉がけや態度での対応も、常日頃心がけてほしいことですが、宿題に関しては効果的です。宿題を担任の先生との約束と位置付けることで、責任を持たせることへの子ども扱いをしない姿勢も大事だと思います。また宿題をきちんとやったことで褒められると、優越感も感じます。「褒めて伸ばす」ことを意識してください。やる気がアップさえすれば宿題も自主的にこなすようになっていくと思います。