学校日記

不易と流行 1

公開日
2021/05/19
更新日
2021/05/19

学校行事・できごと

「不易と流行」という言葉は、江戸時代の俳人松尾芭蕉が提唱した言葉です。 俳句の世界では趣向・表現に新奇な点がなく新古を超越した落ち着きのあるものが「不易」 であり、そのときどきの時代の好みに従って斬新さを発揮したのが「流行」 といえます。 もともと俳諧における理念でしたが、その言葉は俳諧のみにとどまらず、いろいろな場で用いられるようになりました。つまり、「不易」とは昔から変わらない事柄や考え方のことで「流行」とは新しい時代にあった事柄や考え方を指します。そして、その二つの事項は私たちの学習や生活には欠くことができません。
私たちは日本に住んでいて大半の人は同じ言語を使い、「不易」の価値観を共有し生活を送っています。例えば、「挨拶をする・時間を守る・美化に努める・約束を守る。」などを特に重視しますが、それが基本的生活習慣の定着であり学校教育の大きな目標になっています。
義務教育学校においてこれらのことを教えない学校は皆無だと思います。だから、共通の不易の価値観が生まれ物事が円滑に進むことが多いのです。