学校日記

子どもを伸ばす褒め方

公開日
2021/06/15
更新日
2021/06/15

学校行事・できごと

先日興味深い研究を見つけました。スタンフォード大学の研究ですが、思春期初期の子どもたち数百人を対象に、知能検査を10問やらせ、ほとんどの生徒がまずまずの成績をとった後に、次のような褒め言葉をかけました。
Aグループには「よくできた。頭がいいのね」能力を褒める
Bグループには「よくできた。頑張ったね」 努力を褒める
その後、新しい問題を見せ、新しい問題に挑戦するか、同じ問題をもう一度解くのかのどちらかを選ばせるという実験を行いました。
Aグループ「新しい問題を避け、同じ問題を解こうとする傾向が強くなった」
Bグループ「多くの生徒が新しい問題にチャレンジする方を選んだ」
さらに、なかなか解けない難問をだした。
Aグループ「フラストレーションを感じる生徒が多くなり、楽しくない生徒が増えた」
Bグループ「難しい問題のほうがおもしろいと答える生徒が多かった」
これらの研究から、努力した過程を褒めると、子どもたちは努力することに喜びを感じるようになり積極的に難しいことに挑戦できるようになると結論付けています。

点数などの結果として表れやすい「能力」と違い「努力」は成果として表れにくいこともあります。そのため子どもたち一人ひとりの努力の過程をしっかりと見取る必要があります。手間のかかる褒め方ですが、努力を喜びと感じることができる力は人生で一生ものの財産です。子どもたちがそんな財産をたくさん貯えられる「褒め言葉」をご家庭でも考えていただけたらと思います。