「なぜ、私たちは勉強しなければならないのか?」
- 公開日
- 2022/11/04
- 更新日
- 2022/11/04
学校行事・できごと
毎日1時間目と5時間目に校内を巡回しています。1時間目は登校して授業に切り替えが要求される時間帯、5時間目は給食、休み時間の後に授業に切り替える時間帯です。1時間目はお家での生活を引きずっている児童が見られ、多くの子どもたちに声かけをします。5時間目は午前中の学級での生活を引きずっている児童が見られ、やはり声かけをする児童が多いです。子どもですから、当然気持ちの整理や切り替えがうまくできなくて当たり前ですし、成長するにしたがって身につけていくものです。子どもたちも分かっています。授業が始まったら授業に専念しなければならないことはよく分かっているのです。
もう一つ勉強する目的がはっきりしていないことも原因にあります。「なぜ、私たちは勉強しなければならないのか?」我々大人も「なぜ働くのか?」色々な理由があり、個人個人答えは違いますし、正解はありません。
1学期の終業式の式辞で児童に話した内容です。
ところで皆さんは、これまで考えたことはありますか。「なぜ、私たちは勉強しなければならないのでしょうか。勉強はそんなに必要なのでしょうか。」
「勉強=学びの目的・・・それは人がより良く生きるためである」知識を持ってない人よりも、多くの知識を持っている人のほうが、より豊かに楽しい毎日を送れることは確実です。それと同時に「学ぶことは他人の気持ちを理解することに繋がる」です。
現在の日本には、震災等で大きな被害を受け、まだ復興が十分に進んでいないために苦しんでいる人がいます。会社が倒産し生活が困窮している人、認知症で困っている人や家族がいます。そんな人の気持ちを理解するためには私たちは、自然災害や会社の経営、経済のしくみや医学などいろいろなことを学ばなければなりません。
人間は、自分のために生きることだけ考えたら、一人分のエネルギーしか湧いてきません。家族のために頑張ろうとしたときには、4〜5人分のエネルギーが湧いてきます。人間て不思議ですね。