「テストの意味」について
- 公開日
- 2022/12/07
- 更新日
- 2022/12/07
学校行事・できごと
学力経年調査無事に終了しました。結果については来年お伝えします。当然、いい結果を期待はしていますが、テストは終わってからが大切なのです。
テストが何のためにあるのか考えたことがありますか?すぐに思い浮かぶことは成績をつけるためということかも知れません。確かにその意味もあります。でももっと重要な本来の目的があるのです。それは「自分の課題を見つけて、今後の学習に生かす」という目的です。ですからテストは終わってからがとても大事なのです。
テストは重要な評価方法の一つです。「評価」というと1,2,3,4,5という評価をイメージする人が多いと思いますが、評価には評定などの結果だけでなく「何ができていて何ができていないのかを確認して、今後の学習の改善に役立てる」という最も重要な役割があります。
解答用紙の×になっているところ、間違えたところや記入できなかった空欄が子どもたちの課題です。言い方を変えれば×のついた解答は、子どもたちのこれからの可能性の宝庫です。ですからテストが返ってきた後、その問題の解説や説明をしっかり見させてください。今後はその見つかった課題を中心に勉強させればいいのです。ですから同じ×でも、わからなかった×なのか、書き間違えた×があった場合には、「自分には分っていてもうっかりミスをすることがあるんだ」ということが見つかっただけでも収穫です。
テストが終わったとき、今こそ学習に対しての意欲が充実しているときです。また学習の習慣も身についたときです。自分の課題が見つかるこの時期に、この機会を生かしてグングンと力を伸ばして下さい。テストの後が学習習慣を確立するチャンスです。