家庭学習の定着「習慣化」3
- 公開日
- 2024/01/24
- 更新日
- 2024/01/24
学校行事・できごと
家庭学習は、計画表に基づいて、決まった時刻に、一定の時間、一定の場所でするのが、最も望ましいことです。低学年のうちに一日の生活の一環としての学習の時間を短時間でも取り、学習習慣をつけることは、今後の家庭学習を定着させるためには、最も大切なことです。家庭学習の習慣がついていないと、次第に学校の授業についていくのがしんどくなってきます。そうならないためにも、毎日机に向かって勉強する習慣をつけさせることが重要です。
ではどうすれば「習慣化」できるか?で、前回は導入期はスモールステップを心がけようでした。
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家庭学習の定着「習慣化」2
やる気を高めるには、目標設定が大切です。習慣化するためには「こんなことが目標といえるのか」と思うくらい、小さな一歩から始めることが秘訣です。小さな一歩を踏み出したとき脳の中では報酬系と呼ばれる神経ネットワークの働きが強まっています。ドーパミンという物質が情報を伝えている。このドーパミンが増えると、楽しくてワクワクしますしよい効果も得られます。これはごほうびに感じるものを目の前にした時に報酬系の働きが高まると考えられます。自分がなりたい姿を明確に想像してワクワクし、それに近づくために何をしたらよいかを思いついた時には、ドーパミンが巡っています。しかし目的が達成されると報酬系の働きが弱まってしまう。導入期にやる気に任せて、やりたいだけやりつくしてしまうと、満足感とは裏腹に報酬系は活動をやめてしまいます。スモールステップが持続するための秘訣なのはそこにあります。さてやる気が高まっているときには、同時に「その気」も高めておくことが大事です。やる気とその気は車の両輪のようなもので、片方だけだと空回りします。その気とは自分自身をどうとらえるかのものさし。目の前にやりたいことのハードルがあったとすると、そのハードルを自分が越えられるという自信を持つことが継続には大切です。