学校日記

暦の上では春です。2月3日立春

公開日
2021/02/02
更新日
2021/02/02

学校日記

立春(りっしゅん)の日に、紀貫之(きのつらゆき)が詠(よ)んだ
つぎのような和歌(わか)があります。

『袖 ひちて
むすびし 水の
こほれるを
春立つ けふの
風や とくらむ』 
古今和歌集より

【読み】
袖(そで) ひじて  
結(むす)びし 水(みず)の
凍(こお)れるを
春(はる)立(た)つ 今日(きょう)の
風(かぜ)や 溶(と)くらむ

【意味】
夏の日に 袖をぬらして
手にすくった 川の水
冬の間は 凍っていたのに
立春の 今日の
風が 溶かしているのだろうか。

「そで ひちて」は夏のようす
「こほれる」は冬のようす
「春立つ」は、立春
いくつもの季節を感じる和歌です。

暦の上では春となりますが、寒い日が続いています。
体調に気をつけて、「よく学び、よく遊び」元気にすごしましょう。