北津守の学力向上 vol24「学び合いの学習」〜2年生〜
- 公開日
- 2022/10/17
- 更新日
- 2022/10/17
北津守の学力向上
今回の北津守の学力向上は、「学び合い」の学習ついてのお話です。今回は、2年生の子どもたちが算数の勉強をしている様子を見ていました。すると、上の写真のような状況になりました。子どもたちが自然と学び合っているではありませんか!
上図は、アメリカ国立研修センターが示した「学びのピラミッド」と言われるものです。先生の話を聞いている講義型の授業の学習定着率は5%、視聴覚教材を使った授業の学習定着率は20%です。
一方、グループ討論などの協働的な学びが50%、体験学習が75%です。そして、他の人に教えるという行動は、学習定着率を90%にまで高めます。2年生の子どもたちが自然に行っている「学び合い」や「教え合い」こそ、学力を高めるのです。
このような子どもたちの行動は、友だちを思いやる優しい心が育まれてこそ生まれます。そして、普段の先生たちの見守りや声かけ、賞賛の言葉が、その行動を学級全体に根付かせることにつながります。
北津守小学校が目指している教育が、上のたった1枚の写真に凝縮されていると言えます。本校では、子どもたちの「学び合い」や「教え合い」の風土が根付くよう、これからも少しずつ取り組みを進めていきます。
2年生の子どもたちへ。「すてきだよ! やさしいな! ありがとう!」
北津守小学校 校長 辻 信行