学校日記

北津守の学力向上 vol60「国語科の研究」〜詩の授業〜

公開日
2023/03/20
更新日
2023/03/20

北津守の学力向上

 今回の北津守の学力向上は、4年生の国語科で行った「詩の授業」のお話です。金子みすゞさんの「ふしぎ」という詩です。

わたしはふしぎでたまらない、
黒い雲からふる雨が、
銀にひかっていることが。

わたしはふしぎでたまらない、
青いくわの葉食べている、
かいこが白くなることが。

わたしはふしぎでたまらない、
たれもいじらぬ夕顔が、
ひとりでぱらりと開くのが。

わたしはふしぎでたまらない、
たれにきいてもわらってて、
あたりまえだということが。

 この詩は4連から構成されています。そして、「反復法」と「倒置法」という表現の工夫がされています。さらに、七五調のリズムと色の表現が豊かな詩です。
 4連目の詩に、金子みすゞさんの詩観が表されています。誰もが「あたりまえ」と思っていても、自分にとっては「あたりまえ」ではないことが、皆さんにはありませんか?私には、たくさんあります。「みんなちがって みんないい」ですもんね・・・。
                   北津守小学校 校長 辻 信行