学校日記

♯道徳心・社会性の育成              5年・人権デー「野々村好三さんをお迎えして」

公開日
2016/06/04
更新日
2016/06/04

お知らせ

校長の中谷です。いつもホームページを閲覧いただき、ありがとうございます。

6月3日(金)、5年生は「人権デー」の取組みで、京都ライトハウス協会に所属しておられる、野々村好三さんをお招きしてお話を伺いました。

西成障害者会館でパソコンなどを教えていらした野々村さんが、本校に来てくださるようになって18年になるそうです。その間、多くの子どもたちが、目の不自由な方の生活について学ぶことができました。

何よりも、野々村さんの優しい人柄にみんな引き込まれていきます。

教室に入った野々村さんは、まず、子どもたち一人一人が自作した点字の名札を読み取ってくださいました。

その後、日常のくらしや介助の仕方などいろいろなことを、楽しく教えてくださいました。

授業終了後、校長室で、野々村さんとお話ししました。そこで、こんなことを尋ねてみました。

「野々村さんにとって、日々の暮らしの中で、こうなればいいなあということはどんなことですか?」

野々村さんは、次のようにおっしゃいました。

「もっと声をかけていただきたいんです。目の不自由な人は、電車に乗ったら扉の近くに立っている人が多いでしょう。降りるのが楽だから立っている人もいますが、どこがあいているかわからないで立っている人もいるんです。その時に、ここが空いていますよと言ってもらえると助かります。」

時代が変わり、ICTなど便利な道具が次々と誕生してきました。でも、やはり最も大切なのは、人と人とのつながりだということを、改めて野々村さんが教えてくださったそんな思いになりました。