学校日記

5月12日 いじめ・いのちについて考える日

公開日
2025/05/12
更新日
2025/05/12

南津守の毎日

今日はteamsで児童朝会を行いました。
今年度お世話になるソンセンニムの紹介、保健委員会から清潔点検についてお知らせのあと、「いじめ・いのちについて考える日」の校長講話、各クラス担任からの話がありました。
子どもたちがどのように考えたか、ご家庭でもお話いただければ幸いです。
校長講話の内容を転記します。長文ですがご一読ください。


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おはようございます。
ゴールデンウィーク、家庭訪問期間が終わり、今日から長い時間学校で過ごすことになりますね。
学校で過ごすのが楽しい、とみんなが思っていればいいなと思いますが、どうでしょうか。

5月1日に、近くの小学校で、学校から帰る子どもたちが車の事故にあいました。運転していた人は、わざと子どもたちにぶつかったということです。絶対に許せないことです。どんな理由でも、人も傷つけていい理由にはなりません。

大阪市の学校では、毎年5月の連休が終わったころを「いじめ・いのちについて考える日」としています。南津守小学校は、今年は5月12日を「いじめ・いのちについて考える日」としました。

先生たちは、「いじめがあっては絶対にいけない」と考えています。
いじめは、一方的に相手の心や体を傷つけ、つらさや痛みを感じさせる行動だからです。
いじめには、悪口やからかい、たたいたりけったりする、無視する、仲間はずれにする、ものを隠すなどがあります。こういったことをされたら、誰でも心がつらくて悲しくなります。
いやな気持になったり、心や体に痛みを感じたりしたことは「いじめ」となり、どこででも起こる可能性があります。
「いじめ」は、自分に関係のないことではありません。
校長先生も小学生の時、なかよくしていた友だちが突然話してくれなくなったことがありました。
ずっと前のことなのに、今でも悲しい気持ちをおぼえています。

友だちとトラブルになったとき、「遊んでいただけ」「自分だけじゃない」「自分もいやなことをされたから」という言葉を聞くことがあります。「自分」はそう思っていても、「相手」はどう思っているのでしょうか。
みんなには、学校での生活をとおしていろいろな人との関わりを深め、自分も相手も大切にする子どもたちでいてほしいと思います。
いじめをなくすためにできることは何でしょうか。
まず、自分と友だちは対等な関係であること、自分と友だちは違ってもいいことを知っておきましょう。
そして、思いやりのあるやさしい言葉と態度で、友だちや周りの人と関係をつくっていきましょう。

今、「いやだな」と思っていることがある人は、周りの大人に相談してみてください。友だちがいやな思いをしていることに気づいたら、教えてください。
校長先生も子どもの時、先生や家の人に相談しておけばよかったと今は思います。
話すのが難しいなと思う人は、心の天気や相談機能もつかえます。
校長室や職員室に、話に来てくれてもだいじょうぶです。
南津守小学校にいる大人たちは、みなさんが安心して毎日過ごせることを願っています。
みんなの力を貸してください。

これで校長先生からのお話を終わります。