1月15日(火) 児童朝会
- 公開日
- 2019/01/15
- 更新日
- 2019/01/15
学校行事
<校長先生のお話>
みなさん、明後日「1月17日」はどのような日か知っていますか?
1995年(平成7年)24年前のこの日、兵庫県と大阪府を中心に大きな地震が起こりました。「阪神・淡路大震災」と呼ばれている地震です。この大きな地震によって6400人以上の人が命を失いました。また、4万人以上の人が怪我をして、25万戸以上の建物が倒壊しました。
この地震で命を失った人は、ほとんどの人が倒れてきた物の下敷きになってしまったそうです。先生の知り合いが兵庫県で消防士をしていますが、その消防士さんに聞くと、物が倒れてきたときに、自分の体と倒れてきた物の間に少しでも隙間があれば命が助かることが多かったそうです。ですから、みなさんが避難訓練で地震が起こった時に机の下などに潜り込むのは、直接倒れてきたものが自分の体に当たらないようにするために、とても意味のあることなんです。その行動が取れるかどうかで、自分の命を守れるかどうかが決まります。
この地震の後、大きな被害を受けた町の人の努力やたくさんの方々の支援によって、町は復興していきました。この多くの犠牲が出てしまった地震を教訓に、「もし地震が起こったとき」ということを想定して、人々は色々な備えをするようになりました。町の建物の構造を強くするなどして、安心・安全な町づくりを行うようになったのです。
兵庫県に、「人と防災未来センター」という施設があります。そこでは、大きな地震の揺れを体験できたり、命を守るために大切なことなどを学んだりできます。先生も何度か行ったことがあります。皆さんも機会があれば是非行ってみて色々なことを学んでください。
明後日の1月17日には、きっと新聞やテレビなどでも阪神・淡路大震災のことが取り上げられると思います。皆さんにとっても考えを深める機会になればいいなと先生は思っています。