学校日記

PTA主催「もち配布」-3-(12月3日)

公開日
2015/12/04
更新日
2015/12/04

お知らせ

 「餅(もち)つき」について

 今日は、春日出中学校の「餅つき」です。春日出中学校では18年前から3年生の進路がしっかりと開かれることを願って地域・PTAや、先生・職員の方々が餅つきを行い、生徒全員に配っています。
 「餅」はもともと、神を祭る祝いの日に、神様にささげる神聖な食べ物と考えられていました。そして室町時代以降、正月に年(とし)神様(がみさま)に供える目的で、現在のような鏡餅(かがみもち)が定着していったといわれます。その餅を食べるようになったのは、神様にささげた餅を食べることで、神の霊力を体内に迎え、生命力の再生と補強を願ったといわれています。
 「お年玉」は、もともと年神様からの贈り物を意味しました。年神様に供(そな)えた餅を下ろし、年少者に分け与えたのが始まりともいわれます。地域によっては、年神様に扮装した村人が元旦に各家を回って、子どもたちに丸餅を配って歩く習わしがいまだに続いています。この丸餅を年(とし)玉(だま)と呼んでいました。
 また、餅は日持ちがよく、保存食として優れ、エネルギーも高いので携帯食・常備食・非常食としての価値が高く、自然災害の多い日本で、先人たちが大切にしてきました。
 1970年代以降、日本では食生活や住居様式の変化などから、都市では自宅で餅をつく風景はほとんど見られなくなりましたが、都市部以外やイベントなどでは、今なお餅つきが盛んに行われています。
 このようなお餅の歴史や、今日のお餅を用意してくれた、皆さんを支えてくれている人たちのことを考えながら、味わいましょう。