学校日記

終業式(12月22日)

公開日
2016/12/22
更新日
2016/12/22

お知らせ

 2学期の終業式を体育館で行いました。校長先生のお話は最後に紹介します。
 その後、吹奏楽部の表彰が行われたあと、此花警察交通課にお願いして「交通安全教室」をしていただき、自転車の乗り方や交通ルール等を画像を交えお話していただきました。
 校長先生のお話です。
 長い2学期が終わろうとしています。行事が山ほどあって疾風怒濤のような4ヶ月でした。体育大会・文化祭(舞台の部・展示の部)・ふれあいコンサート・中間試験・期末試験・…、枚挙に暇がありません。さて、2学期を通して、頑張ったこと3つ、心の中で挙げてみてください。
1つ。  2つ。  3つ。
1つも思いつかなかった人、手を挙げてみてください。
(シーン、と静まり返った後、一呼吸して一人だけ手が挙がる。)
えっ、後から個人的にお話しましょう!皆さんは総じて頑張ったんだ!
 次に、2学期を通して、できなかったこと・ダメだったこと・もっと頑張らなければならなかったことetc.3つ、心の中で挙げてみてください。
1つ。  2つ。  3つ。
1つも思いつかなかった人、手を挙げてみてください。
(シーン。)皆さん、何かしら反省すべきこと、きちっと自覚できているのですね。流石です。
 教育には褒める方法と叱る方法があります。
 褒められると心地よくなり、更に頑張ろうと思えます。褒められて育つ人です。でも、有頂天になって思い上がる人もいます。
 叱られると、悔しくてそれを撥条に頑張れる人がいます。でも、厳しすぎると心が折れて、どうせ私なんかと意気消沈し、伸びません。
 褒めるだけでも、叱るだけでも、良い結果は出ません。先生方は、そのバランスを考えながら、日々の教育活動を進めておられます。完璧なバランスは難しいですが、PDCAサイクルに則って、より良いものを目指して、日夜尽力されています。
 2学期を振り返り、1年生はできることが増えました。最近の全校集会では、1限体育授業用着替えなどの影響もありますが、2・3年生より早く整列できています。宿泊オリエンテーションでの特訓が消化吸収されて体現できています。
 2年生は、これは本校に限ったことではないものの、少し中弛みを指摘されましたね。授業を受ける態度や子どものような悪戯、他にも幾つかありました。ほんの一部の人です。3年生が卒業すれば最高学年ですから、少々子ども染みた横着者も集団からはみ出さないように、全員の力で、抱え込んで、帰属意識をしっかり持たせ、集団の規律を確立してください。皆さんの力に掛かっています。
 3年生は流石でした。でも、若干名は除きます。全ての行事で範となり得る行動が取れました。また、受験を控え、行事だけではなく、時間を有効に活用して、勉強にも取り組みました。3学期はいよいよ高校受験です。年末年始も、例年とはことなり、否、例年通りの人(勉強している人)もいるでしょうか、目標に向かって勉学に勤しんでください。
 言い旧された言葉ですが、「一年の計は元旦にあり。」です。お正月には、身を清め、新しい下着をつけ、真新しい履物を下ろし、書初めに一年の計を認めるという伝統があります。今年の目標を何にするか、しっかり考え、堅持し、実現に向けて精進してください。
 今年度も残すところ3ヶ月。有終の美を飾ってください。
 最後に、クリスマスやお正月やと世の中が浮かれています。つられて、気の緩みから生活のリズムを崩したり、羽目を外して危険なことに巻き込まれたり、体調を崩したりすることのないよう十分留意してください。事故に合わず、怪我をせず、大病に掛からず、3学期の始業式に、この場でお会いしましょう。楽しみにしています。