学校日記

始業式

公開日
2017/04/13
更新日
2017/04/13

お知らせ

お早うございます。「1年の計は元旦にあり。」と、言いますから、「学年の計はこの始業式にあり。」です。

3年生、昨年度は一部の生徒ですが、随分お子ちゃま染みたことを遣ってくれました。また、残念ながら、周囲の人も、止めるどころか、にやにやと助長するような雰囲気で、性格的に几帳面な人も「止めようや! 真面目に取り組もうや!」と、声を上げるまでの勇気を出せず、学年は全体に落ち着きのないまま修了式を迎えました。それは見事に学習面にも反映し、近年の本校先輩らの頑張りを無にするような悲惨な結果になりました。
この雰囲気のまま3年生を遣り過ごせば、最後の受験結果も惨憺たるものになるのは火を見るより明らかです。それで良いのですか? 満足ですか?
真面目に勉強したい人、クラスの雰囲気作りをしましょう! 家へ帰って、おうちの方に「今日の〇〇、喧しいて、先生怒ってて、授業に集中できひんかったわ!」と愚痴るくらいなら、教室で「今は遣るときや! 集中しようや! 本間に○○ヶ月後に高校受験あるねんで!」と、勇気を持って、声出してください。
声を出すまでの勇気のない人、助長するのは止めましょう! 嫌悪感を露わにしましょう! 真面目に勉強したい雰囲気を顔に出しましょう! 受験なんだという環境づくりが大切です。
率先して、授業妨害していた人、自らの教育を受ける権利を放棄しているだけでなく、他の人の授業を受ける権利を剥奪しています。公教育を担う学校組織として、看過できません。毅然とした態度で対応します。
それに、原点に返って、自分の学力を付けられるのは自分だけです。自分が学ぶしかありません。周囲がどれだけ頑張っても、それだけはどうしようもありません。本人にしかできません。無知のまま、義務教育を終わるつもりですか? 卒業後の長い人生を、無学のまま生きて行くつもりですか?
もう一度言います。昨年度の反省の下、学年全体で協力し合って、学習の雰囲気づくりや、最高学年として下級生に範とされるような学年環境を、全員でつくりあげなさい。仕上げなさい。先輩らが培ってきた伝統を途切れさせず、守り抜け!

2年生、入学してからの1年間で、色々なことができる素晴らしい学年に成長しました。最後の学年懇談会では、保護者の方々から大きな拍手も頂いたと聞いています。先生方の教えをしっかり咀嚼吸収して、多くの事が体現できたからでしょう。ただ、細かいことはいくつか、そして、少々大きなことも、私の耳に届いていました。しっかり直して行く必要があります。
更に学習面では、努力したにも拘らず、大阪府の平均には及びませんでした。3年生ほど切迫していないとは言え、近年制度が変わって受験には3年生の成績だけではなく、1・2年の成績が入ります。1年次の成績を3から4に、4から5に、と書き改めることはできませんから、せめて2年次から、平均点等は勿論の事、大阪府や大阪市を牽引するようレベルにまで達せられるよう頑張ってください。卒業して行った3年生を含め、先輩方が守ってきた伝統です。維持、更には、発展させましょう!
1年生、先日の入学式で話した3つの事に加えて、2・3年生に話したように、学習面でも、誠心誠意努力しなければなりません。受験は3年後だなどと高を括っているとあっという間に時間が経過し、失敗に終わります。初めが肝心、肝に銘じて頑張りましょう!

この一瞬々々は、唯一無二の一瞬です。たった一度の人生、後悔することの無いよう、充実した一瞬々々の積み重ねが、意義深い人生に繋がるよう精進してください。
気合に溢れ「頑張った!」と振り返れる1年になるよう祈念します。