東中日記

東中博物館 その4

公開日
2014/11/21
更新日
2014/11/21

お知らせ

 東中博物館も今回で4回目を迎えました。これは、3階出窓のの展示物です。

 画像の1は玉ねぎのようですが、じつは柘榴の実です。「ザクロ」といっても生徒たちはピンと来ないかもしれませんね。公園では見かけることはなく庭木として植えられるので、なかなか目にすることは少ないと思います。
実は甘酸っぱく、きれいな色をしています。そのまま食べてもおいしいですが、ザクロジュースなどにして飲んだりもします。市場ではなかなか見かけないと思いますので、機会があったらぜひ食してみてください。
 続いて画像の2と3は、なんとキイロスズメバチの巣です。時折、TVで映像が流れたり、被害がニュースで流れたりしますが、刺されたことがあったり、その怖さを知る人は、ぞっとする展示物です。めったに実物を見る機会がないので、しっかりと観察してほしいと思います。ところで、スズメバチは肉食ということもあり、非常に攻撃性の高い蜂ですが、特に黒いものに反応して攻撃してきます。人間でいうと頭を刺されるケースが圧倒的に多いのはそのためです。これは、太古の昔から遺伝子情報として、クマが巣を襲う天敵(熊が、蜜や幼虫を食べることから)となってきたことから、黒く動くものに反応するといわれています。したがって、山に行くときは、帽子はもとより衣服も白っぽい色の方が危険性が少ないようです。このような危険生物には冗談でもちょっかいを出したり、近づいたりしないことが一番ですが、もし刺されたらアナフィラキシーショックを起こし死亡することがあるので、シャレになりません。ちょっかい出しの人はくれぐれもご注意を!