学校日記

1学期終業式講話

公開日
2013/07/19
更新日
2013/07/19

山崎校長は絶好調

              平成25年度 1学期終業式講話

 はやいもので、今日で1学期が終わります。明日から夏休みに入りますが、まずは心静かに1学期の自分を振り返ってみてほしいと思います。

 ここ最近、東進ハイスクールという予備校の林先生のCMでの「いつやるの、今でしょ」という言葉が流行語になりました。今なすべきことに集中するということだと思いますが、これは禅の世界、座禅をするときの「禅」ですね。つまり、仏教の世界の禅の生き方そのものなのだそうです。難しい言葉ですが「而近」というそうです。

 簡単に言うと一瞬一瞬の積み重ねが一生を作り上げていくということです。極端にいえば、今この瞬間でも一呼吸の間に生きて、その呼吸が終われば過去になってしまうということです。みんなの中には、遠い先に素晴らしい未来があるように思っている人があるかもしれませんが、人生というのは今の積み重ねなんですね。よく先生は一時間一時間の授業を大切にしようといってきましたが、まさしく今の積み重ねがみんなの成長となっていくわけです。

 1学期が終わります。終わったことは取り戻しようがありません。どこがよかったのか、あるいは、いけなかったのか、失敗したことがあれば原因を明らかにして、同じような場面に出くわしたら間違いをおこさないように、「今」を大切にして夏休みも過ごしてほしいと思います。

 さて、17日の産経新聞に夏休みを有意義に過ごすためにという記事が載っていました。夏休みをどのように過ごすかによって子どもの成長に大きな差が出るとも書いてありました。そのために何が必要か、まずは計画を立てることが欠かせません。宿題や部活動など、必ずやらなければならないこと、自分でこの夏にやってみたいことを紙に書き出してみる。そして、優先順位をつけて、いつまでにどうするか、いつまでに終わらせるか考えて、そこからさかのぼって始める日や途中経過の目安を決める、これが夏休みの計画です。特に3年生は「夏を制する者は、入試を制す」といわれます。有意義な時間にしてほしいと思います。

 最後に、夏休みの生活について各学年で話があったことと思いますが、私から「し・ぬ・な」という話をしておきたいと思います。
まず、「し」−死んではいけません。水の事故、交通事故、熱中症、思わぬけがや病気に注意してください。「ぬ」−盗んではいけません。夏は開放的になり冒険もしたくなります。万引きは犯罪です。先日の生活安全教室で学んだとおり、違法ドラッグ等は人間を壊します。絶対に誘惑に負けてはいけません。最後に「な」です。怠けてはいけません。与えられた時間はみんな同じです。先ほどの「いつやるの、今でしょ」の話を思い出してください。

それでは、有意義な夏休みにしてください。私の話はこれで終わります。