学校日記

朝礼講話 1月19日(月)

公開日
2015/01/19
更新日
2015/01/19

山崎校長は絶好調

早いもので1月も半ばをすぎました。

1月は睦月と呼ばれます。

これは、諸説あるのですが、親類や知人が行き来し、仲睦まじくする月からとする説が有力だそうです。

さて、先週の土曜日、1月17日は、1995(平成7)年に起こった阪神淡路大震災から20年という節目の日でした。

生徒の皆さんは、まだ生まれていませんでしたが、私はその日のことをはっきりと覚えています。

発生が朝の5時46分でした。

ちょうど布団から起きあがろうとしていたときです。

一度、大きく横に揺れ、その後、すとんと1メートルぐらい下に落ちたような大きな揺れでした。

都市直下型の地震でしたから、津波は有りませんでしたが、家屋の倒壊などで6,400人以上の人が亡くなりました。

倒れた家の下敷きなり、そこに火災が発生して逃げられずにそのまま亡くなってしまうという悲惨な例もたくさんありました。

家屋の倒壊と火災で、町が壊滅的な被害を受けましたから、学校を中心として避難所が設置されました。

その避難所に全国から多くのボランティアがかけつけ支援しました。

それゆえ、「ボランティア元年」とも呼ばれています。

もちろん、ボランティアも活躍したのですが、地元の被災した中学生や高校生の活躍も大きなものがありました。

救援物資の仕分け等の作業をしたのですが、それだけではなく、自分たちで新聞を作ったり、いろんな面で中学生の持てる力が発揮されたのです。

災害は、大変不幸な出来事ではありましたが、その当時の中学生を人間として大きく成長させた一面もありました。

しかし、一方で中学生が逆の意味で取り上げられるできごともありました。平成9年。神戸で中学生が残忍な殺人事件を起こしたのです。

これらのことを契機として、学校でしっかり教科の勉強をすることも大切だけれども、実際の現場でいろんなことを体験し、これからの自分の生き方を考えることも大切だという考えが広まりました。

平成10年。兵庫県から「トライある、ウィーク」という職場体験の取り組みが始まりました。

本校でも、1、2年生で、地域探訪や職場体験の取り組みが予定されています。

これらの取り組みには、今話したような意味があるということを踏まえ、しっかりと取り組んでほしいと思います。

いつも、全校集会で健康に気をつけるよう話していたのですが、残念ながら、私自身が先週インフルエンザにかかってしまいました。

39度以上の熱が出て、大変苦しい思いをしました。

今年のインフルエンザは予防接種をしていてもかかる例が多いそうです。

健康管理には十分気をつけてください。