朝礼講話 2月2日(月)
- 公開日
- 2015/02/02
- 更新日
- 2015/02/02
山崎校長は絶好調
「1月は往く、2月は逃げる、3月は去る」といってこの時期は時間が経つのが大変はやく感じるというお話をしましたが、もう2月に入りました。
2月は如月といわれます。
諸説あるそうですが、寒さで着物を更に重ねてきることから、「着更着(きさらぎ)」とする説が有力とされるそうです。
さて、明日2月3日は「節分」です。
節分とはどんな日かというと、それぞれの季節が終わる日、つまり、2月4日が立春ですから冬から春と季節が変わるという日です。
日本には、春・夏・秋・冬と四季があるわけですから、本来は1年に4回あることになりますけれども、現在では、立春の前の日を節分というようになっています。
節分の行事として「豆まき」がありますね。
この節分に豆をまいて、鬼を追い払う、邪鬼、つまり災難を払い無病息災を祈るという意味があります。
もともと、中国大陸から伝わった、節分に豆をまくという行事がはじめて行われたのは、室町時代の1425年だと記録に残っているそうです。
なぜ、豆をまくのか。
豆は、「魔滅(まめ)」に通じるからだそうです。
さて、先週は「枕草子」のお話をしましたが、今日は、TBSのプロデュサーの方が元AKBの前田敦子さんについて書いているものを読んだので少し紹介したいと思います。
そのプロデュサーが番組を作る時、共演者の方がえらく前田敦子さんをほめるので、じっくり観察していたそうです。
すると、3つの理由があることに気がついたそうです。
一つ目は「あいさつ」です。
分け隔てなく誰にでも気持ちいいあいさつができるということです。
二つ目は、「苦しくても辛くても、嫌な顔一つしない」ということ。
三つ目は「人の話をしっかり聞ける」だったそうです。
特に、最後の「人の話を聞く」は、ただ単純に聞くのではなく、話している人がどんなことを考えているのかを思い、聞いた自分は何をなすべきか考えながら聞いているというのです。
そのプロデュサーは、こういう話の聞き方ができる人は社会で一人前だと書いておられました。
人は他の人の話を聞いて判断力を高めていくわけです。
そして、自分がしなければならないことを判断していくわけです。
これができない人は、しっかりと考えないで、友だちの話にながされてしまう、あるいは、何も考えずに行動して失敗してしまうということになるのです。
これらのことは、進路選択や社会に出てもとても大切なことです。
みんなにも意識して生活してほしいと思います。