朝礼講話
- 公開日
- 2013/06/13
- 更新日
- 2013/06/13
山崎校長は絶好調
今日は雨が降っていませんが、今は梅雨の真っ只中です。「つゆ」を漢字で書けますか。そうです、「梅雨」と書きます。6月から7月にかけての初夏の長雨を梅雨と呼び、漢字では「梅雨」と書きます。
そもそもは「ばいう」と言われ、中国から伝わってきた言葉です。江戸時代に「ばいう」から「つゆ」と呼ばれるようになったそうですが、語源についてはいろいろな説があります。
もともと中国ではカビの生えやすい時期の雨ということでカビ(黴)の雨と書いて「ばいう」と呼ばれていましたが、カビでは語感が悪いので、同じ季節にあった梅の字を当てたという説もありますし、梅の実が熟して潰れる時期であることから、「つぶれる」を意味する「ついゆ」という言葉からきているという説もあります。
また、梅という漢字のつくりには毎日の毎の字が入っていることから、連続して雨が降るこの時期に梅雨という漢字が当てられたという説もあります。
さて、この梅雨が明けると本格的な夏がやってきます。夏になるとよく目にする花に「朝顔」があります。この朝顔の花ですが、いつ咲くか知っていますか。先生も、夏の朝、輝く太陽の光を受けて朝顔の花が開くと思っていました。ところが、朝顔を咲かせるためには「温かい光」だけでは咲かないそうです。24時間光を当て続けた朝顔のつぼみは開かないそうです。
どういうことかというと、朝顔のつぼみは、朝の温かい光によって咲くのではなく、それに先立つ「冷たい夜の暗闇」がなければならないそうです。
皆さんの人生もこの朝顔と同じです。立派な花を咲かせるためには、つらくて苦しい夜のような暗闇を通り抜けなければだめだということです。
皆さんは一人一人素晴らしい才能と可能性を持って、今ここにいます。でも、その才能を花開かせ、可能性を最大限引き出すためには、温かい光の中にいるだけではだめなんです。
みんなのことを真剣に注意してくれる先生。みんなの前で恥ずかしいと思うくらい叱られること、時には突き放されること、いろんなつらい思いをしてそれを乗り越えてこそ素晴らしい花が咲くのです。
人生80年とすると、中学生の時代は人生を1日に例えると、朝の4時から5時ぐらいです。まだまだ夜明け前です。すばらしい皆さんの才能と可能性を花開かせるためにも、すぐにしんどい、しんどいと弱音を吐かず、我慢してがんばるということが必要です。これからどんどん暑くなってきます。しっかりと頑張ってほしいと思います。