入学式 学校長式辞
- 公開日
- 2014/04/03
- 更新日
- 2014/04/03
山崎校長は絶好調
平成26年度 大阪市立西中学校
第70回 入学式 学校長式辞
春の香りが満ちあふれ、学校のグランドの周りの桜が皆さんの入学を待っていたかのように美しく咲いています。
人生の節目節目に見る桜は、想い出によく残ると言われています。
今年の桜はひときわ美しかったと皆さんの胸に刻み込まれることだと思います。
西中学校に入学された121人の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
皆さんの入学を教職員一同、心から歓迎します。
温かく迎えてくれた先輩の皆さんとともにすばらしい学校を作ってください。
また、本日御来賓としてご臨席たまわり、ご光彩を添えていただきました、大阪市会議員 東 貴之 様、西区副区長 下岡 良一 様をはじめといたしまして、小学校の校長先生方や地域で大変お世話になっております皆様方には、公私何かとお忙しいところ、ご臨席をたまわり、誠にありがとうございます。
心から感謝いたしますとともに、厚くお礼申しあげます。
さて、新入生の皆さん、新しい制服に身を包んだ皆さんの顔は、今、とても輝いて見えます。
これは、「中学校三年間、しっかり頑張るぞ」という決意の表れだと思います。
皆さんは今日から歴史と伝統のある西中学校の生徒です。
児童から生徒という呼び名に変わりました。
この呼び名の変更は、子どもから大人に一歩近づいたということです。
すなわち、自分で考え判断し、行動する。
自分でやったことに責任を持たなければならないということです。
そこで、中学校三年間の生活を送っていく上で大切にしてほしいことを三つお話したいと思います。
一つ目は、「自分を大切にする」ということです。
一歩大人に近づいたとお話ししましたが、中学校時代は大人になるための準備をする時期でもあります。
自分自身を大切にするということは、言い換えれば自分自身に厳しくあれということです。
人間は、楽な道と苦しい道があればどうしても楽な道を選んでしまいがちです。
たくさんの誘惑もあることでしょう。
その誘惑に負けず、勉学や部活動に励み、自分自身をしっかりと鍛えてほしいと思います。
二つ目は「仲間を大切にする」ということです。皆さん、自分の手の指先を見てください。
そこに指紋があります。
自分と同じ指紋の人は全世界を探してもどこにもいません。
つまり、皆さんは一人ひとり違うということです。
お互いの違いを認め合い、その良さを学びあい、思いやりの心を持って接することですばらしい友情が生まれます。
自分のことだけではなく、常に他人の立場を考え、いじめのない学級・学年を作ってほしいと思います。
三つ目は「時間を大切にする」ということです。
この三年間をどう使うかはあなた方次第です。
一時間一時間の授業をどれだけ大切にできるか、いかに集中して受けるか、それが重要です。
学校生活の中で大半を占めるのは授業です。
時間を大切にするということは一時間一時間の授業を大切にするということでもあります。
最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学誠におめでとうございます。
お慶びもひとしおのこととご拝察いたします。
私たち教職員一同、今日から三年間、生徒一人一人を大切に、それぞれの可能性を引き出し最大限伸ばせるよう取り組んでまいります。
本校教育へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
学校の役割、家庭の役割、そして、連携して取り組んでいくことを大切にして、子どもたちの未来のために力を合わせてまいりたいと思います。
困ったことがあれば遠慮なくご相談ください。
また、御来賓の皆様、子どもたちが健やかに成長いたしますように、地域でもご指導をよろしくお願い申し上げます。
学校、家庭、地域が一体となって連携を深めていけば、子どもたちの能力はさらに伸び、教育活動がさらに充実したものになると確信いたしております。
今日より明日、明日よりあさってと一歩一歩、着実に前進していくことを期待して式辞といたします。
平成26年4月3日
大阪市立西中学校長 山崎 英志