学校日記

平成26年度 1学期 始業式講話

公開日
2014/04/08
更新日
2014/04/08

山崎校長は絶好調

 1年生を迎え、今日から新たな学年がスタートしました。職員室前のクラブの連絡ボードの野球部の所に、「心機一転」と書いてありました。今日、2年生に配られる学年便りにも、大きく「心機一転」と書かれています。
 「心機一転」、どういう意味かわかりますね。「なにかをきっかけにして、すっかり気持ちが良い方向に変わること」ということです。つまり、新しい学年になったこの機会に、気持ちを新たにしてスタートをきってほしいと思います。先生たちも、転勤や退職した先生方を送りだし、新しい先生方を迎え入れて、心機一転、みんなといっしょにがんばっていこうという決意を新たにしています。
入学式のとき、満開で大変うつくしかった桜も、今日見るとすでに散り始めてしまっています。

桜が本当にうつくしく咲き誇る期間は、本当に短い間です。

その短い間に、桜の木の全体が花でおおわれ、春が来たこと、そして、新しい学期が始まったことを実感させてくれます。

桜の木は花が散ると、すぐに来年の春に花を咲かせる準備に入るそうです。

花が散るとやわらかな若葉を茂らせ、だんだんと葉の色を濃くし、木を成長させていきます。

秋には、葉が色づき、やがて散ってしまいます。

桜の花のつぼみは、もうその頃にはついていて、冬の寒い間じっと耐え、養分を蓄え、やがて来る春を待ちます。

そして、春には美しい花を咲かせるわけです。

皆さんは、これから新しい1年を過ごします。

桜の花のように、来年の今頃、さらに成長し美しい花を咲かせるためには、何が必要なのでしょうか。

今、お話ししたように桜の木は来年の春、うつくしい花を咲かせるという目標に向かって、1年間、準備し成長していきます。

まず、皆さんも自分なりに目標を立て、その目標を達成するためには何をしなければならないのか考え、着実に実行していってほしいと思います。

目標は、先のことでなくても、毎日必ず1時間以上勉強する、といったものでもかまいません。

ようは、継続することが重要です。

桜の花が美しい花を咲かせるためのもう一つの条件は、桜の木が根を張る土です。

土が悪ければ、美しい花は咲きません。

皆さんにとって、土にあたるものは何か。

それは、生活態度です。

人間は、この生活態度をきちんとし心を耕さないと、みんなの持っている可能性や才能は枯れて死んでしまいます。


この生活態度とは、朝、決まった時間に起きて、きちんと朝食をとり、遅刻をしないように余裕を持って登校する。

学校では、挨拶と返事をしっかりし、一時間一時間の授業を大切にし、清掃や学校行事に全力で取り組む。

部活動をする人は、休まずしっかりと頑張り、家に帰れば、遊びたい気持ちを抑えて、決まった時間勉強し、次の日の準備をして、決まった時間に寝る。

この当たり前のことを繰り返すことが、皆さんを大きく成長させ、うつくしい花を咲かせる栄養たっぷりの土づくりになります。


さあ、1学期が始まります。

目標を定め、自分を育てる土づくり、つまり、基本的な生活習慣をしっかりと身に付け、学習面でも学校行事でも、部活動でも大きな成果が上がるようにがんばってほしいと思います。