「今週の朝礼講話」
- 公開日
- 2013/06/18
- 更新日
- 2013/06/18
山崎校長は絶好調
先週は梅雨という言葉の由来についてお話をしましたが、肝心の雨が降らずに大変暑い日が続いています。教室も暑いですが、「暑い、暑い」と言っていても涼しくはなりません。暑さに負けないよう頑張ってほしいと思います。
さて、先生が駅の出口をでると、朝練をしているみんなの大きな声が聞こえてきて、大変すがすがしい気持ちになります。スポーツの世界では「声はもう一人の選手」ということばがあるそうです。目にはみえないけれども、「声」のもつ効果は大きいものがあると思います。
登校時間に生活委員の人が朝の挨拶をして、登校するみんなを迎えてくれています。
「おはようございます」と言った時に、大きな声で「おはようございます」と明るく返してくれると大変気分がいいものです。
さて、挨拶を交わすと気分がよくなるのはどうしてでしょう。これは、挨拶の由来が「相手を信用する」というところにあるからです。私たちは挨拶をするときに頭をさげます。相手に向かって急所である頭をさげるということは、相手を信用している、つまり、あなたが私に害を及ぼすことはないと信じているという意思表示であるわけです。私を信用してくれているという思いが相手に伝わるから気分が良くなるわけです。アメリカ人やヨーロッパの人たちは握手をします。これも、武器を手に持っていないということを確かめ合ったことが由来だそうです。
昔から、「あいさつ」の「あ」は、明るく、「い」はいつも、「さ」は先に、「つ」は続けてという意味だと言われます。あいさつは「明るく、いつも、先に、続けて」することが大切だということです。そして、あいさつの時には声を出すことが大切だということです。
吉本新喜劇には毎年多くの新しい劇団員の人が入ってくるそうですが、1年から2年で辞めていく人が多いそうです。辞めずに続けていける人に共通しているのは、「大きな声で挨拶できる人」だそうです。
朝の皆さんの様子をみていますと、多くの人が声をだして挨拶ができていますが、またまだ声が出ていない人も大勢います。挨拶が恥ずかしいと思っているうちは、またまだ子どもです。「明るく、いつも、先に、続けて」挨拶ができるように意識をして取り組んでみてください。