朝礼講話 6月30日(月)
- 公開日
- 2014/06/30
- 更新日
- 2014/06/30
山崎校長は絶好調
期末テストが終わりました。
明日から7月です。
1学期も残すところ、わずかとなりました。
テストが終わったからといって、気を緩めることなく、いつも言うように1時間1時間の授業を大切にしてほしいと思います。
さて、先週末、出張で出かけるときに電車の中でこんな光景を見ました。
空いている時間帯だったので、期末テストが終わって帰る途中の3人の高校生がそれぞれ自分のかばんを座席において、座っていました。
もちろん、空いていたので迷惑になることはありません。
電車が、難波駅に着き乗客が乗り込んできました。
先生は、この三人がどのような行動をするか見ていました。
一人は、電車が難波の駅のホームに入った時点で、かばんを膝の上に置きました。
もう一人は、電車が駅についてドアが開き、人が乗り込んできた時点でかばんを座席から下ろし、自分の足もとに置きました。
もう一人は、乗ってきたおばさんに「かばんをのけて」と言われて、初めてかばんを移動させました。
このように人間には「変化の気配を感じてすぐに行動を起こせる人」、「目の前の変化を見て、初めて行動を起こせる人」、そして「人から言われて初めて変化に気づき行動を起こせる人」の3種類の人がいます。
皆さんは、どのタイプですか。
時々、学校に地域の方から、みんなが横に広がって歩いているので通れないと言った苦情の電話があります。
先生方からも注意を受けていますね。
この苦情の電話をいただいた人が怒っているのは、皆さんが横に並んで歩いていることではないと思います。
一番怒っておられる理由は「その人が近づいていっても道を開けようとしないこと」にあると思います。
もし、人や自転車が近づいてきたとき、その気配を感じて「すいません」と言って、さっと道を開ければなんの問題もないはずです。
授業や集会の時に、「○○くん、静かにしなさい。いつまでしゃべっているんですか」と注意を受けている人がいます。
「なんで自分だけ注意されるんや。みんなしゃべってたのに」と不満に思った人はありませんか。
その人は、最初にお話した高校生の三番目の人と同じで、「気配を感じる能力」に欠けている人です。
その人以外の人は、今は静かに先生の話を聞く時だと気づいているからです。
先生は、人間が集団で生きていくときに、この気づきというのはとても大切な能力だと思います。
3年生は、第一回目の進路希望調査を出し、担任の先生との二者面談もあり、多くの人が本気で進路を考えなければならない時期だと気づいてくれていると思います。
1年生、2年生の人も、ぜひこの「気づき」の能力を高めてほしいと思います。