終業式講話
- 公開日
- 2014/07/18
- 更新日
- 2014/07/18
山崎校長は絶好調
はやいもので、今日で1学期が終わります。
授業日数は、学年によって違いますが、72〜74日でした。
この1学期の間に、皆さん一人一人は、どれだけ成長できましたか。
身長や体重だけでなく、考え方や心、そして学力や体力もどれだけ成長できたか、自分でしっかりと振り返りをしてほしいと思います。
1学期を振り返って、うれしかったことがいくつかあります。
その一つは、本校には高校の先生方や教育委員会の先生がよく来られますが、それらの先生方に「西中の生徒は、きちんとしていますね」とか「きちんとあいさつをしてくれました」とほめていただけることが何度かあったことです。
とてもうれしい気持ちになりました。
まだまだ、「あいさつをしよう」という目標には届かないかもしれませんが、徐々に気持ちのよいあいさつができる人が増えてきていると思います。
「あいさつ」は、夏休みであろうがなかろうが、関係ありません。
今後も、「明るく、いつも、先に、つづけて」を思い出し、気持ちのいい挨拶を続けてほしいと思います。
さて、先ほどしっかりと振り返りをしてほしいと言いましたが、振り返るということは、一つの区切りをきちんとつけることです。
「成長に結びついたもの」をしっかりと確認し、「喜べない結果になっているもの、失敗したこと」については、その原因を考えて、同じ間違いをおこさないようにしてほしいと思います。
この振り返りができるのは、人間だけです。
それも、しっかりと自分を見つめられるのは、中学生の君たちぐらいからです。
少し難しいですが、中学時代は「第二の誕生」とも言われます。
どういうことかと言うと、生まれた時からの自分とは別に、もう一人の自分、つまり、自分自身を傍らで客観的に見つめられる自分が生まれてくるという意味です。
「勉強なんかせんでも、ええわ、遊びに行こう」という自分に、「本当にそれでいいのか、しっかりやらなければいけない」という「もう一人の自分」を成長させていくことが、これからのみんなの人生を大きく変えていくことになると思います。
「もう一人の自分」の存在を意識して、1学期の振り返りをしてみてください。
最後に、毎年1学期の終業式にこの話をしていますので、2年生3年生の人は、覚えてくれているかもしれませんが、「し・ぬ・な」というお話をしておきたいと思います。
まず、「し」—死んではいけません。
中学生の自転車での事故が多く発生しています。
また、水の事故、熱中症、思わぬけがや病気に注意してください。
次に、「ぬ」−盗んではいけません。
夏は、開放的になり、冒険もしたくなります。
先日の生活安全教室で学んだことを思い出してください。
もう一人の自分が誘惑に負けないよう、自分を正してください。
最後に「な」です−怠けてはいけません。
与えられた時間はみんな同じです。
だらだら過ごしては、もったいありません。
特に、3年生は「夏を制する者は、入試を制す」と昔から言われます。
有意義な夏にしてほしいと思います。