始業式 講話 8月25日(月)
- 公開日
- 2014/08/25
- 更新日
- 2014/08/25
山崎校長は絶好調
夏休みが終わり、今日から2学期が始まります。
今年は、天候が不順で、広島をはじめとして、いろいろなところで豪雨による被害がでているようです。
大阪は台風もきましたが、幸い大きな被害を受けることもなく始業式を向かえることができました。
夏休みはどうでしたか。有意義に過ごせましたか。
今のところ、本校の生徒の中に、事故にあったとか病気になったという話は聞いていません。こうして、元気に2学期がスタートできることをうれしく思います。
夏休みを振り返ってみますと、暑い日が続きましたが、部活動をしているみんなは、連日練習や試合・コンクールなど、本当によく頑張っていたと思います。
部活動以外でも、日頃取り組んでいる水泳やバトミントンなどで大きな試合に出た人もいました。
また、部活動だけではなく、勉強も大いに頑張った人も大勢いました。後ほど、賞状の伝達をし、成果をみんなで共有したいと思います。
さて、先生自身はこの夏休み、本当に時間の立つのが早く感じられました。
それだけ、充実していたということかもわかりませんが、みんなはどう感じていますか。
時間は、確実にみんなに平等に過ぎていきます。そして、過ぎた時間は取り戻せません。
2学期の初めにあたって、いつも繰り返しお話していることですが、1時間1時間の授業を大切にしてほしいということを強調しておきたいと思います。
夏休みに何冊か本を読みましたが、その中で印象に残っている本を紹介したいと思います。
「学年ビリのギャルが、1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」という本です。
この表紙にある茶髪のギャルはさやかさんと言います。
私立の中学校から大学までエスカレータ式にあがれる女子校に通っていたのですが、学校の成績は学年ビリで、もちろん、こんな格好ですから、停学になったり進級も危ないということで、この本を書いた塾の先生のところにお母さんとやってきたそうです。
そこで、どういう風に勉強して、一流大学と言われる慶應大学に進学できたかということが書かれているのですが、細かい内容をお話する時間がないので、また、読んでほしいと思います。
この本の中に書かれていることを一つ紹介したいと思います。
今、幅30センチ、長さが5メートルの鉄板があったとします。
もちろん鉄板ですから、人が乗ってもたわむこともありません。
これを、体育館に敷いて、この上を歩くことができますか。
多くの人は「はい」と答えるでしょう。
この鉄板を高さ200メートルのビルが2つ立っているところに渡して、その上を歩くことができるかと言えばどうでしょう。
風はまったくなくて、この体育館の中と同じ条件としたらどうでしょう。
もちろん200メートルの高さですから、落ちたら死んでしまいます。
ほとんどの人は無理というでしょう。
でも、体育館の床の上に敷いた鉄板の上を歩くのと、ビルに渡した鉄板の上を歩くのとでは、求められる身体能力はまったく同じはずです。
では、ビルの上ではなぜ無理なのでしょう。
床に敷いた鉄板を歩くときには、失敗するイメージを持ちますか。
でも、ビルの上だとどうでしょう。「落ちたらどうしよう。高いな。死ぬな」と失敗するイメージしかわかないのではありませんか。
このように、人間は「失敗のイメージ」を抱いた瞬間に身体能力が圧倒的に低下するそうです。
「うまくできないのでは」「苦手やなぁ」「いややなぁ」「この教科は嫌い」「これは苦手」、こんな風に思った時点で能力が下がってしまうのです。
大切なことは、「好きだ」「できる」と思いこむことが大切だそうです。
2学期に、ぜひ、実践してみてください。きっと、変化が訪れることと思います。
2学期は、体育大会、文化発表会と学級・学年の団結力が求められる行事が続きます。
皆さんの頑張りが結実する2学期にしてほしいと思います。
始業式の話はこれで終わります。