学校日記

今日は何の日?「シーラカンスの日」(12月20日)

公開日
2013/12/20
更新日
2013/12/20

お知らせ

 約6500万年前に絶滅したと思われていたシーラカンスは、1938年に南アフリカでその生存が初めて確認され、「生きた化石」と呼ばれる。20世紀最大の生物学的発見とも言われ、1952年12月20日にはコモロ諸島で捕獲に成功。様々な年代の化石が多く発見されたことから、長期に渡り生存し世界中に分布していたと考えられており、その最も古い化石は約3億6500万年前のものである。
 シーラカンスの発見は生物進化の観点からも様々な考察を与えた。例えば、通常の魚とは異なる骨格は、魚類から陸生動物への進化の過程を推測させ、遺伝子情報からは実際には備わっていない胎盤や指の形成に関係する部分も発見された。特に、「ラティメリア」と呼ばれる原生のシーラカンスは深海のような極端に安定した環境で生息したことから、進化の必要性が低く、進化の可能性を秘めたまま進化せずに種の保存が行われたのではないかと考えられている。
 (SmartNewsからのプチ情報です。)