学校日記

歓迎の言葉

公開日
2020/04/03
更新日
2020/04/03

お知らせ

歓迎の言葉  
 暖かい日差しとともに、夢が膨らむ今日、新たな一歩を踏み出す新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

 真新しい制服に身を包み、今そこにすわっているみなさんは不安や期待を抱いていると思います。もちろん私たちも二年前、緊張ではちきれそうだったのを覚えています。でも、そんな私たちを大丈夫だよと安心させてくれたのは、先輩たちが大きな声で歌ってくださった校歌でした。しかし、この新型ウイルスにより、それもかないません。本当は、私たち二、三年生みんなで、校歌の一番の歌詞にあるように「誇れ、誇れ、港南中学生」と、同じ「チーム港南」になったことを喜びたかったのです。
 けれども、まだまだ時間はあります。これからの生活で、不安なことや困ったことがあれば、どんどん私たちを頼ってください。本格的に始まる英語、算数から数学にかわりどうしたらいいのか、部活動にはどうむきあえばいいのか……。また、港南には、文化祭、体育大会、コーラス大会、校外学習など、行事もたくさんあります。僕たちはそのたびに悩んで、失敗して、仲間と協力することの大切さを実感してきました。だから、みなさんにもそのたびにいろいろ工夫をして、準備をして、仲間との絆を深めていってほしいと思います。
そして、忘れないでください。私たちはもちろん、先生方も、家族も、地域の方も、みんなみなさんの味方です。失敗を恐れないで、勇気を出してその一歩を踏み出してください。校歌の三番に「風そよぐとも考えよ葦」というフレーズがあります。「葦」は水辺に生える背の高い植物ですが、港南の校章にも使われています。「人間は考える葦である」ということばがありますが、「葦」がそうであるように私たち一人ひとりはたいへん弱い存在ですが、みんなで力をあわせれば、大きな力を発揮することができます。そして、何より、考えることができます。「風そよぐとも、考えよ葦」
 今のこの緊急事態を、全校生徒の絆と、工夫で乗り切りましょう。一期一会の出会いで集まったメンバーです。さあ今日から一緒に頑張っていきましょう。

2020年4月3日  在校生一同