学校日記

書道部作品「春望」

公開日
2019/02/12
更新日
2019/02/12

できごと

【書き下し文】
国破れて 山河在り
(くにやぶれて さんがあり)
城春にして 草木深し
(しろはるにして そうもくふかし)
時に感じては 花にも涙を濺ぎ
(ときにかんじては はなにもなみだをそそぎ)
別れを恨んでは 鳥にも心を驚かす 
(わかれをうらんでは とりにもこころをおどろかす)
烽火 三月に連なり
(ほうか さんげつにつらなり)
家書 万金に抵る
(かしょ ばんきんにあたる)
白頭掻けば 更に短く
(はくとうかけば さらにみじかく)
渾て簪に 勝えざらんと欲す
(すべてしんに たえざらんとほっす)
【口語訳】
国の都の長安は戦争で破壊されてしまったが、山や河は昔のままである。
町にも春が来て、草木は深く生い茂っている。
このような戦乱の時世を思えば、花を見ても涙が落ちる。
家族との別れを悲しんでは、鳥の鳴き声を聞いても心が痛む。
戦乱ののろし火は、もう何ヶ月も続いていて、家族からの手紙は万金にも値(「あたい」)する(ほど貴重である)。
(悲しみのあまり頭を掻いて)白髪頭を掻けば、(髪が抜けるので)髪は更に薄くなって、簪(かんざし)も挿せなく(させなく)なりそうだ。