学校日記

Win-Winが生み出すシナジー 〜 中学校全校集会

公開日
2020/01/27
更新日
2020/01/27

The Leader in Me 〜 7つの習慣

近江商人と呼ばれた人たちが信用を得るために大切にしていた価値観があります。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」、これを『三方よし』と言います。

売り手(自分)が儲けることが大事。でも買い手(お客様)も喜んでもらうことも大切という考え方です。そしてそれだけではなく、商いをとおして世間にも喜んでもらう。それが社会全体が幸せになる…という価値観です。

例えば花屋さんをイメージしてみましょう。
きれいな花を品ぞろえし花が売れると儲かります。でもそれだけではNGです。
買い手が、「その花を何のためにほしいと思っているのか」を考えます。
 お誕生日のお祝い?
 結婚式のお祝い?
 病気の方へのお見舞い?
 仏壇に供えるお花?
買い手のニーズによってお勧めする花が変わってきます。
「なぜ花が必要なのか」を買い手の気持ちになって考える。
だからこそ、買い手は喜んでくれる。
「Win-Win」の関係が生まれます。

でもその先まで考えるとどうなるでしょう。
結婚式の場合、新郎新婦に渡す花だけでなく、ブーケ・会場のディスプレイ・いろんなシーンで“花”は活躍します。
結婚式の当事者はもちろんのこと、その会場に来られるすべての人が“花”に癒されるだろう…
そんなことまで考えることができれば、Win-Winはシナジーを生みだすのではないでしょうか。

学校でも同じ。
自分のことを考えることはもちろんOK。
でも友達のことも考えよう。
そして、その先にあるクラス全体・学校全体のことも、みんなで考えることができれば…。

Win-Winで考えることは、とてつもない相乗効果を生み出せるのでは…。
そう思いませんか?


※1月27日(月) 中学校全校集会 校長講話より