第1の習慣【主体的である】 〜中学校〜
- 公開日
- 2021/05/24
- 更新日
- 2021/05/24
The Leader in Me 〜 7つの習慣
「パブロフの犬」の実験を知っていますか?
「犬にエサを与える前にベルを鳴らす」と決めそれを繰り返します。すると、当初はエサを見てからだ液をたらしていた犬が、ベルの音を聞いただけでだ液をたらすようになったというものです。刺激(出来事)があってからすぐに反応(どうするか)している状況です。
第1の習慣では、自分で考えて行動することが求められています。つまり、反応する前に自分でしっかり考えているかが大切です。
次の事例を考えてみましょう。
A:新しいスカートを新調しようと買い物に出かけました。好みのスカートがみつからないままステキなマフラーを見つけたので、すぐにマフラーを買いました。
B:新しいスカートを新調しようと買い物に出かけました。好みのスカートがみつからないままステキなマフラーを見つけたので、すぐにマフラーを買おうと思いましたが、一度立ち止まって考えました。「ここでお金を使ってしまえば、スカートが買えなくなるかも。それでも買うべき?」。そしてそれでも欲しいと納得してマフラーを買いました。
AもBも、“マフラーを買った”という結果は同じです。でも、過程が全く違います。Aは、刺激に対して感じたまま行動しました。「パブロフの犬」と同じ過程です。一方Bは、心の中で『一時停止ボタン』を押し、主体的に行動を選びました。ですから、スカートを買えなかったことを後悔することはないでしょう。自分で考えた結果だからです。
『主体的な行動』を積み重ねることで、自分の行動に責任がもてるようになるのではないかと思います。
リーダー・イン・ミー 7つの習慣 第1の習慣【主体的である】
「自分で考えて行動する」「自分に責任を持つ」
※5月24日(月)中学校全校集会 校長講話より