学校日記

第5の習慣【わかってあげてから わかってもらう】 〜中学校〜

公開日
2021/06/21
更新日
2021/06/21

The Leader in Me 〜 7つの習慣

 上杉鷹山という人物を知っていますか?江戸時代に活躍した米沢藩の藩主です。鷹山は、九州の小さな藩から17歳で上杉家の養子に入り、米沢藩の藩主になりました。当時破滅の危機にあった藩政を立て直すべく改革に乗り出します。
 財政事情を考えると、領民に厳しい施策をとらざるを得ない。そんな中鷹山は、まず自分自身が領民の気持ちを理解するために行動に出ます。贅沢な食事をやめ、着るものも安いものを、行列は質素にし、まずは領民と同じ生活を送ることで、気持ちを理解しようとしたのです。そして、家臣や領民には自由に意見を発言させることを許し、領民たちの気持ちを理解したうえで、自分の施策を理解してもらうように努めたのです。
 まさに、「わかってあげてからわかってもらった」のです。

 誰かの気持ちを理解するためには、表面上のことだけでなく、内面を知る必要があるので簡単ではありません。でもそれをすることができれば、結果的に自分の気持ちも理解してもらえるのではないでしょうか。

 最後に、この詩を紹介し、講話といたします。


  がんばっている人ほど 褒められたがっている
  しっかりした人ほど 甘えたがっている
  怒る人ほど 素直になりたがっている
  強がっている人ほど 泣きたがっている
  よく泣く人ほど 強くなりたがっている
  死にたいと言っている人ほど 生きたいと願っている



        リーダー・イン・ミー 7つの習慣 
     第5の習慣 【わかってあげてからわかってもらう】
          「まず相手の話を聞く」

※6月21日(月) 中学校全校集会 校長講話より