学校日記

第4の習慣【Win−Win を 考える】みんながハッピー。 〜小学校〜

公開日
2021/06/21
更新日
2021/06/21

The Leader in Me 〜 7つの習慣

 ピザを注文しました。3人で食べるとします。自分は今とてもお腹が空いていて、そしてピザが大好物です。全部一人で食べたい!と思っても、3人で食べるんですから切り分けて食べますね。
 3人共が良かったことになります。
 この3人は「ピザを食べた」「お腹いっぱい」「おいしい」となりましたが、ピザ屋さんはどうでしょう。「ピザが売れた、儲かった」「おいしいと言っていただいた」。この3人とピザ屋さん、お互い良いことがありますね。

 漫才を思い浮かべてください。漫才コンビって間合いがテンポよく進むと、どんどんお互いが面白くなっていきますね。教室でも何か面白いことを話している自分とお友達。お互いの調子がいいと、どんどん面白くなっていくことってありますよね。
漫才をしている劇場。漫才師とお客さんとはどうでしょう。面白くなってくると笑いが大きくなってきますね。ギャラを貰う漫才師。入場料を支払うお客さん。漫才がうまくなっていく漫才師。そしてそれを楽しむお客さん。
 漫才師コンビ同士も、お客さんと漫才師でも、お互いをお互いが高めあってどんどん良くなっていきます。
 お客さんの居ない劇場ではどうでしょう。面白いネタをしても誰も笑う相手が居ません。また、お客さんだけ居ても漫才師が居なくては笑える訳がありませんね。どちらも居るから会場は湧き上がりお互いを高めあえるのです。

 今度はスポーツを考えてみましょう。優賞して金メダル取る。準優勝して銀メダルを取る。どちらも素晴らしいことですね。選手一人ひとりのやってきた努力の結果です。勝負事ですので勝つ者もいれば必ず負けるのもの居ます。決勝戦で負けたからと言って準優勝した選手はサボってもいませんし、一生懸命練習を重ねてきたことでしょう。お互い頑張ってきた者同士だから素晴らしい記録が出て、優勝した選手も準優勝した選手も、そしてそれを目指した選手全員が素晴らしいのです。

 では、今の自分を考えてみてください。友達が良くないから、環境が整備されていないから、先生が悪い、家が、親が、 シャーペンの調子悪いから、、、 出来ない理由は簡単に見つかりますね。高めあわない事なんていくらでもあります。その理由を自分以外にすることはとても簡単です。でも決して自分が高まることはありません。
 隣の人が落とした消しゴムを拾って渡す。渡された人は「ありがとうと言う」たったこれだけでもお互いの気分が良くなりますね。決して大きなことでなくてもいい。勿論大きなことでもいいですよ。日常の平凡でささいな事でもいいんです。気持ちも勉強も運動も、どんなことでも。
 何かが自分を、そして自分は周囲の誰かを必ず高めています。互いに高めあっているます。
 さて、今週もそんなことが言える一週間にしましょう。

リーダー・イン・ミー 7つの習慣 第4の習慣
 【Win−Win を 考える】みんながハッピー。
  「自分も勝って相手も勝つ」互いの高めあい(相乗効果)
 ※6月21日 小学校全校朝会 副校長講話より