小学校 全校朝会
- 公開日
- 2022/03/14
- 更新日
- 2022/03/14
学校日誌
ついこの間、民間人を乗せたロケットが宇宙に行ったの知ってますか?日本の民間人として、はじめてZOZOの前澤さんが行きましたね。
宇宙に人類が出てからまだ60年くらいしか経っていないんです。60年前、はじめて人類が宇宙に行った頃のお話です。
まだ誰も宇宙に行ったことが無い時に 人を乗せたロケットが宇宙に出て 戻って来るというとても無謀だけど夢のある話が持ち上がりました。操縦士を選ばなくてはなりません。20人の候補者が訓練と試験を重ね6人にまで絞られました。最終選考で2人を選びます。選考会では3番目だった人が ある理由から1番になり、見事宇宙に出て、生還したのです。
その人が宇宙から地球を見た時に言った言葉が「地球は青かった」です。
近くの先生に聞いてみてください。この人の名は…そうです「ガガーリン」ですね。
さてこのガガーリンさんがどうして1番になれたのか。色んな説があるそうですが、その中のひとつを紹介します。
ガガーリンさんはいつも笑顔だったそうです。へらへら笑うのではないですよ。つらい訓練の時も厳しい試験の時も いつも いっつも笑顔だったそうです。
決して誰かを馬鹿にしたりふざけて笑うのではありません。真面目に色んな事に取り組んでいるガガーリンさんは とても優しい笑顔だったそうです。
これは本人が冷静で安定した気持ちの表れだ。ロケットの中ではハプニングが起きて当たり前、そこでどれだけ冷静で安定した判断が出来るかが生還の要となる。そう評価されたのです。つまりガガーリンさんは笑顔が決め手となり人類ではじめて宇宙に行ったのです。
そしてその生還はガガーリンさんの家族や友人は勿論、この計画に携わった人達を含む世界中の人々を笑顔にしたのです。
120年前、ライト兄弟は 勇気を翼に込めて 希望という風に乗って、広い大空への有人飛行を成功させました。それから60年後の出来事です。
「誰かの笑顔が見たいなら自分が笑顔になることです。」
まずは自分から。私はそう思います。
令和4年3月14日 全校児童朝会 最後の副校長講話