みなさんおはようございます。６月も今週で終わりですね。先週末は１学期最後の定期テストの期末テストが終わり、今日からテスト返却となります。頑張った結果が返ってきますが、どれだけテスト勉強に取り組んだかの結果です。先生はテスト勉強している時に、コンピュータの様に一度覚えたら忘れなかったらいいのにと良く考えたことがあります。
　しかし人間の脳は忘れるようにできていて、ドイツの心理学者エビングハウスが考案した「エビングハウスの忘却曲線」というものがあり、覚えた内容は２０分後には４０％以上、１時間で５０％以上、１日では７０％近く、６日で７５％は忘れるといわれています。ではどうすれば忘れずに済むのか。これはカナダの大学での研究結果で、１時間の講義を行った後、２４時間以内に１０分間の復習をすれば記憶は１００％に戻り、そしてここからがすごいのですが、次の復習は１週間以内に５分間だけ復習すれば記憶がよみがえり、さらに１月後に２〜４分復習すれば、また記憶が戻るそうです。
　記憶をとどめておくのに復習というのが効果的で大事だということです。１時間の授業を受けた後、１日の内に１０分、１週間後に５分、１月後に２〜４分と３回復習することで記憶が定着するとくことです。しかし、授業をしっかり受けていないと復習もできないので、しっかりと授業をうけるようにしてください。そして復習をしてください。
　
令和４年６月２７日（月）　中学校全校集会　副校長講話