小学校 全校朝会
- 公開日
- 2022/10/31
- 更新日
- 2022/10/31
学校日誌
もう10月も今日で終わりになりますが、10月31日はみなさんもよく知っているハロウィンの日ですね。仮装をしたり色々と飾り付けをしたり、「トリック・オア・トリート!」と言ってお菓子をもらったり、楽しいイベントとして親しまれていますね。
ハロウィンは、もともとは2000年以上も昔、古代ケルト人のお祭りといわれていて、本来は秋の収穫を祝うお祭りでした。そして、古代ケルト人たちの間では、10月31日が一年の終わり、日本で言う「大晦日」のような日でした。この日は「亡くなった人の魂がこの世に帰ってくる」と言われていて、それと同時に、「悪魔や魔物もやってくる」と言われていました。悪魔や魔物は、家畜や作物に悪い影響を与えたり、人間の魂をとっていくと恐れられたりしていて、魂が魔物に取られないように、人々は魔物に見せかけたオバケの衣装を着て仮装して「自分たちも仲間だよ」と魔物に思わせていたそうです。
テレビのニュースでもハロウィンの様子がよく放送されますが、色々と仮装をして沢山で集まり、自分さえ楽しければいい、といった人が増えてきています。仮装した人たちが騒いで、ほかの人に迷惑をかけているのに気づかず、そこに住んでいる人達が困ってお巡りさんがとりしまっている様子もみかけます。楽しいイベントだからこそみんなや周りのことを考えながらやらなければなりません。
また韓国ソウルの繁華街で、ハロウィンで集まった人たちが次々と転倒し沢山の人がなくなったり怪我をしたりというニュースがありました。進む方向の先の様子が分からず、先に進めず止まっている人が押しつぶされたり、下敷きになったりしました。多くの人が集まる花火大会やお祭りなどでは、そのような事故が起きないように、警備やお巡りさんが誘導してくれたり、危険な場所やみんなが登下校する通学路にも見守りの方たちが誘導してくれたりする方がおられます。そのような方がおられるので、安全が保たれています。そのような人たちにも感謝の気持ちも忘れないようにしましょう。
令和4年10月31日 小学校全校朝会 副校長講話