大谷翔平選手にいただいたグローブを見て、私は「仲間っていいよ」というメッセージを感じました。勿論大谷選手ご自身は、もっと様々なお気持ちをこのグローブに託されたのでしょうが、私はこう感じました。
「無理だと言われたことは何度もある。しかし無理だと思ったことは一度もない」大谷選手の有名な言葉です。自分を信じそして信じられるだけの努力を重ねるような人になってほしいと思います。
　こんな言葉を式辞ではお話ししましたね。
　自分はここまでできるんだということ。これは自分に正直に向き合い、失敗を失敗と認め、他人からの言葉を真摯に受け止めること。自分に壁を作らず、次の自分に会えることを常に楽しみにしている。だからこそ無理だと思わないのではないかと思います。
　中学生になるということは、もちろん環境がそうしてくれることもあります。年齢がそうしてくれることもあります。ですが、やはり自分自身が中学生だという自覚を持つことが大切だと私は思います。
　浪速小学校の卒業生の皆さん。ご卒業おめでとうございます。明日の君たちに大きく期待しています。
　　　　　　　日本橋小中一貫校　大阪市立浪速小学校校長　村田光直