ドイツからの手紙
- 公開日
- 2016/02/22
- 更新日
- 2016/02/22
委員会・生徒会活動
3年生は2学期に行った平和学習でドイツ国際平和村のことを学び、
募金活動を実施しました。
そして、ドイツ国際平和村からお手紙が届きました。
ドイツからの手紙
大阪市立三国中学校の皆様
この度は、ドイツ国際平和村の活動と世界の子どもたちのために、たくさんのご支援を下さり、誠にありがとうございます。三国中学校のホームページから、皆さんが世界の子どもたちのために何をできるのかを委員会の人たちを中心に考えて下さり、募金活動を行って下さったことを知りました。たくさんの人に平和村の活動のこと、世界の子どもたちの現状を伝えて下さりながらご寄付を呼びかけて下さり、ご寄付をお送り下さったことに心より感謝申し上げます。
ドイツ国際平和村は母国では病気やケガを治すことができない様々な国の子どもたちを助けるために活動をしています。今は、アンゴラ、アフガニスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、グルジア、ガンビアの子どもたちがドイツに来ています。これらの国は、長い間戦争が続いていたり、過去戦争がおきていたため、国が貧しいので、病院で入院できず、また薬やその他病院で必要な物がなく、子どもたちの病気やケガを治すことができません。そのため、病気やケガをかかえている子どもたちは、家族や友達と離れ、遠いドイツの病院で治療を受けなければならないのです。病院での治療を終えた子どもたちは、リハビリをしながら共同生活を送っています。そして、ドイツ国際平和村がチャーターした飛行機に乗って母国に帰ります。
ドイツ国際平和村は、いつか全ての子どもたちが母国の家族のもとで病気やケガを治せるようになることが一番良いと考えています。そのため、子どもたちの母国に診療所などを建てる活動もしています。そして、より多くの人に平和について考えてもらうための平和教育活動も行っています。
最後に、これからもドイツ国際平和村の子どもたちや、世界中の人々のことを忘れずにいてください。関心を持ち続けること、自分に何ができるか考え、少しずつ自分の周りからアクションを起こしていくこと、それこそが一人ひとりができることの第一歩です。そうして、平和を願う人の輪が広がることを私たちも願っています。
2016年2月4日
FRIEDENSDORF INTERNATIONAL
ドイツ国際平和村
金巨 未来
Miki Kaneko