学校日記

いじめについて考える日

公開日
2020/07/06
更新日
2020/07/06

学校行事・出来事

今朝は集会がありました。
三密をさけるために放送で行いました。

校長先生より「いじめについて考える日」のお話がありましたので、内容を掲載します。

今日は「いじめについて考える日」です。大阪市では2017年から『いじめについて考える日』を設定し、大阪市立のすべての小学校・中学校・高校でいじめを許さない学校づくりに取り組んでいます。
しかし、「いじめ」が原因で不登校になったり、自殺する子どもたちはなくなってはいません。いじめは生命をも脅かす行為であり、人間として絶対に許されない行為です。真剣に考えてほしいと思います。

この1年間でも、いじめの記事が何度も報道されました。最近でも部活動でのいじめや、スマホを勝手に使われて本人になりすまして不適切な書き込みをされたといういじめの報道がありました。

同じようなことはむくのき学園でも起こる可能性はあります。もう実際に起こっているかもしれません。いじめを防いだり、なくしたりするには、児童生徒の皆さんがいじめを絶対に許さないという気持ちで、周りの仲間のことを思いやる気持ちを育てていくことが大切です。

そのために去年の12月には大阪市の全130の中学校から代表が集まり「大阪市いじめを考える中学生フォーラム」が開催され、中島中学校からも参加してくれました。そこで、各中学校代表の中学生が意見を持ち寄り、協議し、大阪市のいじめ防止のスローガンを決定しました。「いじめSTOP見逃し0」というものです。このスローガンの意味もじっくり考えてください。

大阪市全体ではこんな動きもありましたが、むくのき学園ではどうでしょう。いじめはありませんか?乱暴な言葉や相手を傷つけるような言葉が飛び交うようなクラスはありませんか?昨年も言いましたがいじめは何気ない言葉から始まります。初めは「あほ」とか「バカ」。しばらくするとそれが「死ね」という言葉に変わってきます。相手に死ねというのはいじめであり、人間として許されない行為です。

そしていじめはエスカレートしていき、無視や暴力、言葉での暴力、ラインなどでの悪口や陰口の書き込みなど相手の心とからだを傷つける行為につながっていきます。もう一度自分たちのクラスや学年を見直してください。いじめには日頃のクラスや学年の様子も大きく関わっています。クラスや学年に「友達を大切にする雰囲気」があれば、いじめは起きにくく、仲間と信頼関係が築けず、仲間を思いやる気持ちが育っていない学年やクラスでは、いじめが起こりやすいということです。いじめられている人を助けなければ、一緒にいじめているのと同じ事だということも忘れないでください。

自分ではいじめていないと思っていても、相手はいじめられたと思って傷ついていることもあります。相手の気持ちも考えずに嫌なことを言ってしまったり、やってしまったりということは絶対やめましょう。いじめは生命をも脅かす行為であり、人間として絶対に許されない行為です。

クラスや学校から、いじめをなくすために自分のできることを考える日にしてください。