5/1 今日から5月です
- 公開日
- 2020/05/01
- 更新日
- 2020/05/01
お知らせ
5月の別名は皐月(さつき)です。
もともとは旧暦の5月の別名ですので、現在の暦(新暦)とは約1か月のずれがあります。だいたい6月下旬から7月上旬が旧暦の皐月、ちょうど梅雨の時期にあたります。
では、なぜこの時期を「皐月」というのでしょう。
先述のとおり、梅雨の時期ですので、田植えをします。
「田植えの月」という意味の「早苗月(さなえづき)」が短縮されて「さつき」になり、そしてその「さつき」の「さ」に「神に捧げる稲」という意味の「皐(さ)」という漢字を当てた、という説があります。
ところで、今日のような5月の上天気を「五月晴れ」と言ったりしますが、本来の「さつき」は梅雨の時期ですので、「梅雨の間の晴れ間」というのが」「五月晴れ」本来の意味です。
同じく「五月雨(さみだれ)」という言葉がありますが、これも「5月に降る雨」ではなく「梅雨の時期に降り続く長雨」が本来の意味です。
現代国語において「5月の清々しい良い天気」を「五月晴れ」というのは誤用ではなく、「五月雨」を「5月に降る雨」と」使っても誤用にはなりません。が、古典の世界では誤用です。
ですから、「五月雨を集めて早し最上川」という俳句を芭蕉が作ったのは5月ではなく、梅雨の時期の6月下旬から7月上旬です。
また、「皐月」は梅雨の時期ですので、月を見ることがあまりできないことから「月不見月(つきみずづき)」と呼ぶこともあるそうです。
昨日から初夏の陽気です。ちなみに今年の5月5日は「こどもの日」であるとともに「立夏」という夏の始まりの日でもあります。
「月が替わればツキも変わる」と言います。陽気がよくなり、外に出かけたくなりますが、不要不急な外出は自粛し、出かけるときは咳エチケットを守り、三密を避けましょう。
ということで、明日から5連休ですが、「早寝早起き・自学自習・適度な運動」をして来たるべき学校再開の日をベストコンディションで迎えられるようみんなで頑張りましょう。