学校日記

全校集会10月19日 失敗をおそれないで、挑戦の志をもって(10月21日)

公開日
2015/10/21
更新日
2015/10/21

お知らせ

10月19日(月)
お二人のノーベル賞を受賞された方から
大村智氏(ノーベル医学生理学賞)
オンコセルカ症とは、蚊の一種であるブユという虫に刺されることで、寄生虫が体内に入り込み、目の病気になり失明する。特にアフリカ、南米地域で蚊やブユが大量に発生し、オンコセルカ症になって失明する方が続出する。

大村さんは、土の中に含まれる微生物に「イベルメクチン」というオンコセルカ症の予防に効果をもたらす成分が含まれている可能性に気づきます。
その後の研究・開発によって、寄生虫感染によって失明をした患者たちを劇的に減らすための予防薬の開発に成功した。

大村さんは薬の開発によって得られる特許料的な収入をアフリカや南米の人たちに無料で提供するための費用にしました。

そして、WHO(世界保健機関)を通して、アフリカや南米で苦しむ3億人近くの人々にこの予防薬の無料提供を実現し、ブユに刺されて失明してしまうかもしれない恐怖から救ったのです。
梶田隆章氏(ノーベル物理学賞)
ニュートリノという物質には、重力はなく、地球や人体を衝突することなくすり抜けてしまう。しかし、研究によりニュートリノがわずかながら重力を持ち、姿をかえながら振動することを発見する。

<ノーベル賞受賞者の言葉を胸に(中学生の投稿)>
「失敗したらどうしょう」 「失敗したら恥ずかしい」と思って挑戦することをやめてしまったことがある。しかし、大村先生の「失敗してもやってみようという気持ちが大切」
成功の陰にはたくさんの失敗があるという言葉に勇気づけられた。
梶田先生は「喜びを常に感じながら研究を続けてきた」と答えていられた。
結果や成果がすぐに出なくても、自分の信じた道をコツコツとやり続ける姿勢が素晴らしいと思った。